(日刊スポーツ掲載)プロ野球 オールスター観戦記 「私の発見」 | 鬱と犬

鬱と犬

2004年4月に鬱に。
最近、妹から犬をもらい少しづづ回復の兆しが??
四十路女子の鬱と犬についての身辺雑記です。

十四才の文章です。FAX投稿がきっかけで、プロ野球のオールスターに日刊スポーツに招待を受けました。

文章が活字化される喜び、凄さをわたしに教えてくれた日です。

顔写真付き、プロフィール付きで日刊スポーツの裏一面掲載なんて、凄まじい体験でした。


ヤクルトファンの私にとって、初めて生で見る選手がたくさんいます。

「へえ、あの人ってこんなにデカイの!」「独特のバッティングフォームだな」と新しい発見ばかりです。昨年は、車の中で見た野茂対落合が目の前で行われてます。絶対抑えてみせるという気迫が体全体で伝わってくる野茂、とてもいい顔して投げてます。でも、さすが落合です。「野球はそんなに甘くないよ」といわんばかりのツーベースヒット。私はこの対戦シーンをオールスターのたびに語っちゃうと思います、きっと。

いつも見にきている東京ドームが、今日は何か違いました。個性のある選手の味のあるプレー。いっときもグランドから目が離せませんでした。ふだんは、大キライなあの球団、あの選手、なぜか今日だけは、素直に「打ってよ」「しっかり守ってよ」と応援できたような気がします。「お祭り」「遊び」とか、私が耳にしたオールスターを表す言葉はあまりいいものではありませんでした。でも、この試合のどこが遊びなのでしょうか?辻の好プレー、古田の強肩、川崎の気迫。「見せ場」はありすぎるほどあったような気がします。

ペナントレース後半戦、12球団それぞれ、頑張ってほしいと思います。セ・パ両方の首位攻防戦がこんなに盛り上がった前半戦は久しぶりだと思いました。10月までずっと熱パ、混セでいってほしいなあと思います。
だって、今のまま、F1やサッカーや相撲や競馬にペナントレース中なのに、1面をとられるのは、一プロ野球ファンとして悔しいんだもん。

○平成三年 七月二十日 水曜日掲載