前回のブログの最後に『鉄騎の型は本当に打撃習得の為の型なのだろうか?』との疑問を持ったと書きましたが、この発想に至ったのは二年ほど前です。

 

当時「型の進捗状況」「型の解釈」で、ある中国武術の型や構えには空手のそれと良く似たものが多いと言うことを書いています。

ここでは”中国武術”とぼかして書いていますが、その中国武術とは当時稽古仲間Wさんが研究されていた”シュワイジャオ”です

 

当時は英国松濤會のベルナルド先生から始めて指導して頂いてから数か月が過ぎた頃で、突きと払いに特化した稽古にかつてない充実感を感じていました。

その為に心に余裕もあったのでしょう、それまであまり取り組んだことのなかった型手順の習得も同時に行っていました。

 

丁度そうして手順を覚えていた時期に前述のWさんがシュワイジャオを研究しており、互いに交流する中から双方の形に類似点を感じたのが、この仮説を考えるきっかけでした。

 

ちなみに空手の型は通常、突き、蹴り、受けを前提として解釈される傾向がありますが、巷には擒拿(チンナ:関節技)やカリ・アーニスを模したと思しき解釈も幾つか見られます。

そうした解釈を横に置き、素の状態で型解釈を見直そうと考えた時、大陸武術の源流でもあるシュワイジャオの投技が伝承したと考えるのは思考錯誤としてもなかなかの面白味を感じたと言うことです。

 

まだまだ中途半端な珍説の域を出ませんが、今後も気付いたことをブログで発表したいと思っています。

 

【2018.3.22 推敲 公開】