突然ムラムラしてしまった。
いや、突然アダルトブログに変身するわけではないのでご安心を。
北海道ロードレースで今シーズンの最終戦を終えた私。当初検討していたフルマラソン挑戦会(11月6日、苫小牧市で開催)は、旭川マラソンで自己ベストを更新できたことと、10月の日曜日はすべてレース、駅伝監督、練習会(SUNちゃんにとっては、どれも違いはない)で出歩いていたため、そろそろ家にいないと身の危険を感じることから断念した。
残すは11月20日のさっぽろさよならマラソン。この頃になるとほとぼりも冷めるかと思ったが、このわずか4日後にはFMアップル のアスリートの風のゲスト出演のため札幌へ行く(しかも1泊)。SUNちゃんにとっては、大会だろうがラジオだろうが、わずか数日の間に2回も札幌へ遊びに行くという事実に変わりはない。だから断念した・・・つもりだった。
例年であれば、最終レースの後はしばらく思いっきり体を休める。しかし今年は、オクトーバーランをしているので、そうもいかない。月曜、火曜と2日間はランオフとしたが、昨日のランはどうにもつまらなかった。いや、確かに来年に向けてトレーニングをしなければならないが、やっぱりちょっとくらい息を抜きたいし・・・。あ~あ、レースもないのに走るのはつまんないなぁ・・・。レースに出たいよ~。
出りゃあいいじゃん。
帰宅してごそごそ探してみると、あったよ、さっぽろさよならマラソンの要項が。一昨年出た から、送ってきていたんだよね。で、中身を見ると、郵便振替の締め切りは28日(金)消印有効。
間に合うじゃん。
・・・・・・・・・。それでは完走記の続きです。
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折り返してからはひたすらジュンジュンを追いかける。しかし彼女の姿は全然見えない。すれ違う後続ランナーの姿を確かめ(差を確かめ?)、エールを交換しながら走り続ける。
genさん、かおちゅうさん、OLランナーさん 、R子さん、みっちいさん、OYUちゃん ・・・。次々とすれ違っていく。
10kmを過ぎてからも、私のペースは変わらない。折り返してからは上流に向かうため、コースはやや上りになる。そのため前半のスピードを維持できるかどうかが大きなポイントとなる。しかし前を進むジュンジュンを追いかけているため、頑張ることもできる。しかし姿も見えないというのはつらい。本当に追いつけるのだろうか。
4分30秒、4分21秒、4分31秒。多分11km~12kmくらいのところが折り返し点だったと思うのだが、折り返してからもいいペースで走っている。札幌マラソンの失速の原因となった右膝痛も折り返しの手前から感じているが、気持ちが充実しているので足を止めるには至らない。大丈夫。
しかしこのあたりから、序盤から併走していた人に引き離され始めてきた。
やべぇ、ペースが落ちているのか?
しかし13km地点でのラップを見る限り、私のペースも悪いわけではない。向こうがペースをあげたんだ・・・。本当は自分もついていきたいところだが、すでに限界の走りとなっている。
ところが14km地点でのラップは4分44秒。自分ではわからなかったが明らかに落ちている。自分で気づかないうちにペースが落ちるということは、限界が近い証拠。そろそろペースアップをしてから10km近い。確かに限界を迎えてもおかしくない地点だ。しかしここからの粘りで100分を切れるかどうかが決まるだろう。
気持ちが切れたらおしまいだ。とにかく前を見て走る。幸いこのあたりになると、失速しているランナーがポツポツと落ちてくる。そういうランナーを捕まえることを目標に走るのだが、それもスパッと抜けなくなってきた。
抜くにあたってコース変更をするときは、ちらっと後ろを確認する。そのとき私の直後にオレンジ色のランパンがチラッと見えた。
えっ?
背後に息づかいが聞こえ、誰かランナーがいることは気づいていたが、オレンジ色のランパンということは?
伊達の展開からいって、抜いた後、あのペースを維持していけば抜き去れると思っていたのだが、そういえば背中にビンビンと殺気を感じる(笑)。
ついてきているのか?
背中に張り付く背後霊のような存在(失礼!)。恐ろしくて振り返ることはできない。いや、つんつくバトルに体が慣れてしまっているだけに、後ろを振り返ることには罪悪感を感じる。そして何より、私の鉄則3箇条の1つに、こういうものもある。
抜いたとて 決して後ろを 振り向くな
そう、後ろを気にしていることを相手に知らせることは、相手に自分が弱っていることを知らせることになる。自分は余力があるから前しか気にしていないよ、というふりをしておかないと・・・。それにしても、本当にakkun なのだろうか?違っていればいいのだが・・・。
とそのとき、コース脇で応援していた人が、私の後ろのランナーに声をかける。
「○○さん、頑張って!」
○○さんって・・・
akkunの本名じゃないか!
このとき私は殺気の正体を確信した。
15km地点通過ラップは4分42秒。ダメだあがっていない。ここでペースをあげて振り切ってしまわないと、勝てないかもしれない。ジュンジュンを追いかけるどころではなくなってしまった。
しかし、こちらもラップが10秒落ちているのに交わしていかないということは、あちらも決して余裕があるわけじゃないはず。ここでもう1度4分半にペースをあげればなんとかなる。そう思って頑張った。
今年はウルトラを意識してからフォームを変えた。足を置く走り。キックを使わず、ぺたぺたと足を前に送り出すだけの走り。だからシューズの裏を見ると、踵だけが減って、つま先は減ってない。きっと11月24日のラジオ のときは、斉藤店長にそのことを指摘されるに違いない。昨年のレース用シューズは、つま先もちゃんと減っているのにね。
ということは、ちゃんとキックができていないからスピードに乗れないということ。じゃあ、キックを意識して、足首をきちんと返してつま先で蹴る感覚で走ればスピードに乗れるかもしれない。
やってみた。
おおっ!これは!体が風を切る感じがする。スピードが増したような気がする。よし!これなら!
16km地点通過ラップタイム。4分48秒。
・・・・・・気のせいだった。(つづく)
ライバルの 視線が背中を 押してくる
今日の練習内容
昼休みに外出すると暖かかった。これなら夜ランも楽かと思ったのだが、そうは問屋がおろさない。夏用のキャップを被って走っていると、頭がクラクラしてきた。ということで、早めにあがる。
今日 6.1km 今月累計 280.9km
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