10度目の ゴールは笑顔で LOVE&PEACE~2014北海道マラソン完走記4 | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

(4)順調なすべり出し

コース序盤

 「バン」

 札幌テレビ塔の電光時計が0になるのと同時に号砲が鳴り響きます。それと同時に私の周りでも拍手が湧き起こります。2003年以降、スタート地点は真駒内屋外競技場、中島公園、大通公園と変わってきましたが、12回目に聞く号砲でした。

 号砲が鳴ったとはいえ、後ろのブロックはまったく動きません。昨年はひとつ前のDブロックで、スタートラインに達するまで4分29秒かかりました。今年は昨年よりもひとつ後ろのEブロックです。どれだけロスタイムがあるのでしょうか。

 でも今年の方がスタートの流れはスムーズになるはずです。昨年の案内を見ると、スタート地点付近の整列はこのようになっています。

2013案内

 それが今年の案内ではこのように変わりました。

2014案内

 昨年は中央分離帯より東側しか着色されておらず、実際に東側の3車線しか使っていませんでした。

 ところが今年は全面に着色されています。中央分離帯の両側ともコースとして使用するようになっていました。

 そのためか、Eブロックあたりでも2分を過ぎるとどんどん前へ移動していくようになります。スタートラインの手前から走り出し、号砲から3分31秒でスタートラインを超えました。

 スタートラインを超えるまでは順調でしたが、そのまま自分の走りたいペースでいけるかというとそうではありません。周りのペースは私が走りたいペースよりも遅く、若干ストレスを感じます。抜いていこうにもスペースがなかなか見当たりません。そんな状況でも並んで話しながら走るランナーを見るとさすがの私もちょっとイラッとします。顔には出しませんが・・・。

 最初の1kmは6分36秒もかかりました。さすがにこれはかかり過ぎです。今年の目標は4時間15分です。キロ6分程度で走ればいいのですが、それよりかなり遅いペースです。混雑しているからやむを得ないのはたしかです。ここで無理にスペースを探してペースを上げようとすると、足を使いすぎるおそれがあります。でもこのままの流れで体がペースになじんでしまうと、そこからペースを上げるのも難しくなります。ですから私は、無理をしない程度にスペースを探して上がっていくことにしました。

 おかげで2kmは5分43秒、3kmは5分45秒と、ラップは少し上がりました。サブフォーを狙うならこれで満足するわけにいきません。前半は5分30秒くらいまで上げたいところです。でも4時間15分が目標ならこれで十分です。ともかく5分台のラップを刻んでいれば大丈夫でしょう。

 コースは5km付近までは上っています。それだけに、ここで楽にこのペースでいければそのままのリズムで新川通あたりまでは問題なくいけるはずです。順調なすべり出しとなってきました。

 とはいえ、周りのペースはまだまだ遅く、思うように走れません。まっすぐ走っていたらすぐに詰まってしまいます。ですから周りのランナーの動きとペースを読み、抜けていける穴を探して上がっていかなければなりません。ペースを上げたり下げたり、右へ行ったり左へ行ったり、無駄な走りが多くなってしまいますが仕方ありません。今年は少しでもいいタイムを出して、来年は少しでも前のブロックからのスタートを目指さねばなりません。そうすればスタート後ももっと楽に走れるようになるでしょう。

 4kmを5分47秒、5kmを5分44秒と、安定したペースで5km地点を通過しました。5kmラップは29分35秒です。けっして速くはありませんが、どうにか安定してきました。スタートロスを加えると33分06秒です。

 やがて最初の給水所がやってきます。日差しがじりじりとさしてきているだけに、今日は給水が重要な1日となるでしょう。(つづく)


2009北海道マラソン
2009北海道マラソン


(5)不安になるほど順調


(1)今年もやっぱり珍道中?
(2)前日練習会
(3)カウントダウン