現状の 力だしきる 大健走~第42回白老町健康マラソン・ファミリーウォーキング完走記1 | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

(1)2か月半ぶりの大会参加

 4月に室蘭に転勤となったため、今年は参加を検討する大会もこれまでと様変わりしました。いままで道南の大会は距離的な問題もあって検討してきませんでしたが、今年は逆にまず道南の大会から検討をしています。そのため大会選びの楽しみも増えました。

 そうして検討をしていくと、「こんなに魅力的な大会があったのか!」と驚くことも少なくありません。今回参加した白老町健康マラソン・ファミリーウォーキング(以下は白老町健康マラソンと表記します)もそんな大会のひとつです。何に驚いたかというと、その参加賞の魅力にです。

 白老町といえば、その特産品は白老牛です。毎年白老牛肉まつりも開催され、多くの人が訪れています。

 そんな白老牛を使ったハンバーグが参加賞として提供されるというではありませんか!私は矢も盾もたまらず申し込んでしまいました。

申込書

 この大会は一般の部としては10マイルと5キロのロードレースがあります。以前の私ならば10マイルでは物足りないと感じたでしょうが、今の私にはちょうどよい距離です。

 そう思ってエントリーしたのですが、8月以降の練習量はあまりにも少なく、ちゃんと完走できるかどうか不安もあります。キロ6分から6分半くらいのペースでゆっくり走らないと後半で失速しそうです。レースプランとしては、目標タイムは定めず、イーブンペースで走ることを目標としました。

 室蘭から白老までは1時間弱とアクセスにも恵まれています。当日の交通手段をどうするか、いろいろと迷いました。

 JRで参加することも可能です。駅から競技場までは1.5キロほどありそうですが、自宅から東室蘭駅までの1キロも含めて2.5キロを歩くことは、ウォーミングアップとしても手ごろでしょう。しかもJRを利用すると走り終えてすぐに飲めます(笑)。

 しかし問題は、10マイルを走り終えた後にも2.5キロを歩かねばなりません(笑)。はたしてそれが可能かどうかわかりません。JRの本数も多くないですし、雨が降ったら歩くのもしんどくなります。

 車での参加となると駐車場の心配があります。でもネット上で検索してみると、臨時駐車場はかなり用意されているようです。台風18号の影響で国道36号の竹浦橋が通行止めとなっていますが、道央自動車道の登別東IC~白老ICで代替路(無料)措置が実施されていて、会場の桜ヶ丘競技場は白老ICからも近いようです。これを見ると車での参加に気持ちも傾いてしまいました。

 結局、JR利用なら7時17分発の列車を利用しなければならないのに対し、自家用車ならば8時頃に家を出ても間に合うということが決め手となり、自家用車を使って参加することにしました。

 北海道マラソン、千歳グルメわくわく観光マラニックと、2大会連続でDNSが続いていたので、7月のリレーマラソン以来の大会参加となります。前日に準備を始めたものの、何を用意しなければいいのかよくわかりません。なんとか一通り用意はしたものの、そこは私のすることです。大きな穴があったことに後から気づくことになってしまいます。しかしもちろん、このときの私は知る由もありません。

 翌朝、6時半に起床しました。外を見ると今にも雨が降り出しそうな雲が垂れ込めています。予報では曇りといってますが、この状況では雨が降らないと決め付けることはできません。やはり自家用車で行くことにしたのが正解だと思いました。

 それからゆっくりと朝食をとり、準備を進めます。車で会場に乗り込んで、終わるとそのまま帰ってくる予定なので、いつもと違ってジャージ姿で行くことにしました。レース用のTシャツとロングタイツを身につけてしまい、その上にジャージを着て準備完了です。

 体育の日の月曜日ということもあり、いつものように目覚ましじゃんけんをします。そして8時に家を出ました。家の隣のコンビニに寄り、スポーツドリンクと補給食を買って出発です。

 国道36号を東に向かい、登別駅前で左折して道央自動車道の登別東ICから道央自動車道に乗ります。そして白老ICを降りました。ICから競技場まではGoogleマップのナビに頼って進みます。やがて9時ちょっと前に競技場の周辺にたどり着きました。

 しかしどうやら周辺の駐車場はいっぱいのようで、なかなか止められません。勝手のわからない私は、ただ前の車についていきます。そのまま競技場から500mほど離れたところにある臨時駐車場に行きました。

 競技場の近くの駐車場ならば、必要のないものは車の中に置いておこうと思っていたのですが、500m離れているというのはちょっと微妙です。荷物を持って会場に行くことにしました。車のロックをして、キーをジャージのポケットに入れると落としやすいだろうと思い、リュックの大事なものをしまっているポケット(以下、大事ポケットと表記します)に入れました。それなのに……。(つづく)


(2)スタート前のアクシデント


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