雪 | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 大嫌いな人だけど、顔を見ないと気になってしまう。時にそんな矛盾した感情に襲われることがある。


 私にとって、雪とはそんな存在だ。


 雪とあまり縁のない地域の人にとっては、雪はロマンチックな存在なのかもしれない。しかし私たち北国の人間にとって、雪は厳しい現実の象徴であり、そこにはロマンの欠片もない。


 今年の初雪は、例年と変わらず10月中旬に降った。しかしその後、まとまった雪はほとんど降らなかった。11月も20日になろうというのに道路は乾いたままであり、今年はどうなっているのかと心配になっていた。


 ところがそれからは遠慮なく降りだした。道北の一部では記録的と言われるほどの降り方だった。心配していたのがバカらしくなるほど、あっという間に真冬の景色になった。


 これから半年、雪との戦いが続く。こんな雪、降らなきゃいいのに。今は心からそう思う。降らないことを心配していたことは、一瞬の気の迷いだったのだろう。