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神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 昨日は「みそきん」の発売日でした。これまで何度か発売されましたが、その話題性ゆえかすぐに売り切れて、転売ヤーもかなり暗躍しているようです。

 そんな話題を見ていて思い出したのが、先日もちょっとニュースになっていた、東京駅開業100周年記念Suicaです。これ、発売当時は全国ニュースにもなり、大きな社会問題となりました。

 当初は2014年12月20日に、東京駅で限定1万5千枚の予定で販売されました。ところが当日の朝、JR東日本の想定をはるかに超える購入希望者が東京駅に殺到し、東京駅は混乱の坩堝と化しました。そのため8,090枚を販売した時点で販売を打ち切ったのですが、結果的に購入できたのは禁止されていた徹夜で並んでいた人たちだけで、ルールを守って始発でやってきた人たちは購入できなかったというJR側の不手際も手伝い、一部は暴徒と化し、破壊行為までも行われました。

 その2日後に、JR東日本は記念Suicaを増刷し、希望者全員に販売すると発表しました。インターネットに窓口を設け、全国からの注文に対応すると。最終的には、2016年3月まで427万枚の記念Suicaが売れました。当初の予定枚数の300倍近い売り上げとなりました。

 なぜそのことが最近のニュースになったかというと、Suicaは10年間一度も使わずにいると失効してしまうからです。この記念Suicaは長期間にわたって販売されたため、一律で2026年3月31日に失効するということですが、今年の3月末の時点で250万枚が未使用なのだとか。そこで注意喚起があったようです。

 実は私も、その販売時の混乱のニュースを見て、ネットで注文できるならと1枚購入しました。ただコレクションとしてではなく実用品として購入しましたので、ずっと使っています。そのため台紙はどこかに行っちゃったし、カードもかなりくすんでいます。

 



 それに対してみそきんの売り方って、なんだかなあって思います。継続的に販売するのではなく、発売日を決めて告知をしてあっという間に売り切れて、またしばらく時間が経ってから同じように販売する。そのものの良しあしより、ただただ希少価値があるよーっと思い込ませて購買意欲を煽る。いつでも手に入ると思うとすぐに興味が失せるけど、なかなか手に入らないとなるとどうしても欲しくなる。そんな心理に付け込んでいるように思えてなりません。

 でもそういうのって、一番喜ぶのは転売ヤーですよね。実際のところ、かなりの高値で転売されているようですし。まあ、プロデュースしている人も、どちらかというと転売ヤー寄りの人のように思えるから、わざとそういう売り方をしているのかなって邪推したりもしますけどね。

 本当に多くの人の手に適正価格で届けたいと思うなら、ほかの売り方があると思うんですけどね。