どうもぱちんこ特許チャンネルです。

 

 

今日は珍しく組合(日工組日電協)の話でもしようかと思います。

ただし情報漏洩の類いではないので、それに期待してもらっても応えられません。

 

 

以前もどこかで書いた気がしますが、テーマを「ブログ」に設定している場合は基本的に結論は考えずに適当に書き始めていることが多いです。

 

テーマを決めて書いているものは少なくとも何か伝えたい内容がある場合が多いです。まあ前置きが長くなったり途中で面倒になったり(!?)して、結論にたどり着かないことも多々ありますがてへぺろ

 

今回は最初から前編・後編で書くつもりでいるので、先に結論から伝えておきたいと思います。

 

 

結論:「昔に比べて組合の意識も良い意味で変わってきているようで安心しました」

 

 

 

1.業界の歴史

 

さて、パチンコ業界の歴史は「規制と緩和の歴史」であることは、業界関係者の皆さんならご存じだと思います。

 

業界歴が長ければ長いほど色々と目の当たりにされてきたことでしょう。

 

 

規制は主に射幸性が高まった(と行政が判断した)とき、もしくは世論が大きく動くいたときなどに行われます。

 

基本的には、規制が行われる契機(警察庁指摘事項など)が発生してから最大32Gの前兆(組合回答期間)が入る場合が多いです。

 

前兆中の演出(組合の回答)によってはガセ前兆(規制なし)の場合もありますし、本前兆確定(規制あり)となる場合もあります。

 

 

 

あまりにも目に余る行動を取っていると、前兆0Gの即規制というパターンもありますね。例えばスロットのベース改善を目的とした試験方法の変更は結構突然だったような気がします。

 

ちなみに遊技機規則と内規は意味合いが異なりますが、どちらも「守らないという選択肢はない」という点では同じなので、いちいち区別するのはやめておきます。

 

 

 

2.直近の状況

 

毎月「保通協」から型式試験の試験状況(適合/不適合の件数)が発表されています。

つい先日(4/1)も「3月の型式試験の結果」が公開されていました。

 

【ぱちんこ】

結果交付:81件、適合:21件、不適合:60件(適合率:25.9%)

 

【回胴】

結果交付:62件、適合:14件、不適合:47件(適合率:22.6%)

 

いやー、低いですね。

この数字を見て2つの問題点が浮上します。

 

 

①ぱちんこ

実は適合率は前月比マイナス13.4ポイント(2月:約40%、3月:約26%)であり、こんなに下がったのは久しぶり。

考えられる要因としては、a~c時短の影響でしょう。

 

例えば、b時短(遊タイム)に突入し、b時短終了ギリギリに当りを引いてそこから連荘すると、「4時間、出玉率下限40%、出玉率上限150%」に引っかかる可能性が高いです。

 

それはそれで問題ですが、それより問題なのは、a~c時短を使って何かよからぬことを考えている場合です。

 

源さん韋駄天の特図1の小当り確率のように1/65536でc時短を引いたときだけ特図2が回せるようになってほぼ確実に1万発出るとか(超適当)、なんやかんやうまいことアレしてb時短になかなかたどり着かないようにしてb時短に入ればすごい出るとか(表現まで超適当)。

 

 

 

これによって適合率が下がっているとしたら由々しき問題ではありますね。

 

 

②回胴

もうずーーーーーーーーーーーーっと適合率が低いままです。

 

この調子で、これから次々に設置期限を迎える大量の検定切れ・認定切れの機械(「みなし機」とか書くと過剰に反応しちゃう人もいるかもしれないので気をつけましょう)の交代要員を用意できるのでしょうか?

 

本来であれば、「6号機になった→おとなしくしておこう→適合率は高いけど出玉設計的にやっぱり厳しい→せめて遊技性に関する部分を緩和してほしい→認められて6.1号機」という流れならまだわかります。

 

でも実際は、「6号機になった→でもそんなの関係ねー(限界ギリギリを目指す)→適合率が低い→このままじゃ入れ替えに間に合わないのでなんとか遊技性だけでも緩和してほしい→認められて(?)6.1号機」という流れなので適合率は低いままです。

 

6.1号機になったから適合率が上がった、というロジックにはどう考えてもならないような気がするんですが、その辺りはどうなっているんでしょうか。

 

 

このように、新解釈基準が認められて喜ばしい反面、不安要素を抱えていることをどうか覚えておいて下さい。

 

 

 

 

 

→後編に続く