机に突っ伏したまま寝てしまった。暖房は自動的に消えていて部屋が寒くなって目が覚めた。
すっかり体が冷えてしまったので、ヒンズースクワット他私が勝手に登山体操と名付けている運動をワンセットだけやって体を温め布団に入った。

俺は空気を暖めてしまう暖房方式は体に悪いとさえ思っている。
それに、冷気というものは酸素濃度が高く本来美味しいものなのだが、暖気式暖房はそれを台無しにしてしまう。
山から木を集めて来て、鉈で薪にし、それを燃やして暖をとる。これだと合計三回体を暖めることができ、何より薪の熱は赤外線輻射が主だったものであるから空気を暖めることなく暖をとることが出来る。

暖をとること一つとってみても近隣の山の物を利用して、消費経済からはなるべく独立した方法をとりたい。