少し前に、年々迷いが減って思考が"潔く"なってきていると書きました。その理由は自己責任の株の世界に身を置いていることブログで頭の中にあるものを文章化して整理する習慣ができたことであると。
実はもう一つ思い当たる大きな要因があります。
 
十数年前に会社で受けた泊まり込みの研修です。自分の良いところや悪いところが自分のどんな感情に根ざしているのかをひたすら掘り下げて自己理解を深めるという趣旨のものでした。
 
私としてはこの研修のおかげで自己理解が深まっただけでなく、自分の良いところと悪いところは掘り下げていくと同じ根っ子にいきつく(長短同根)ということ、そして他の人も多くの場合、根っこの感情(欲求)は自分の存在や価値を認めて欲しいといった共通するものであり、その形としての現れ方が違うだけということが腑に落ちました。それ以来、心がスッキリして随分と生きやすくなったものです。

 

 

長所と短所は表裏一体でつながっているのですから、「長所はそのままに短所だけ直す」なんて無理なことをしようとする必要はないのです(短所を直そうとすれば、長所も一緒に消えてしまうでしょう)。

 

これまで経験してきた嫌なことも、その全てが今の自分を形作っています。全てがつながっていて全部自分。そう思うと、「あの時ああしていれば」というような考えを持つこともなくなり、ありのままを受け入れていこうという考え方になってきました。

 

とはいえ向上心とかはまた別の話で、自分の性質とは別に努力すればいい話なら、私はつべこべ言わずに努力するんですけどね。

 

迷いが減って思考が"潔く"なってきた3つ目の要因の話でした。

仕事で得られるものは給料だけでなく、特に若いうちは経験や成長という側面も大きいなと思います。

 

もうちょっと書きたいことがあるので、次回に続きます。

 

Mr.Children / HANABI

誰も皆 問題を抱えている だけど素敵な明日を願っている

臆病風に吹かれて 波風が立った世界を どれだけ愛することができるだろう?