1つ前のブログの続きなのですが、中学受験のカリキュラムは4年生→5年前期→5年後期→6年前期で、質/量ともに「指数関数的」と言ってよいような勢いでパワーアップしていきます。

 

4年生のうちは塾の教材(問題集)を5回繰り返すみたいな単純反復型の方法でも好成績を取れてしまうのですが、そのやり方では5年生以降は時間的にも質的にもどうやっても回らなくなりますので、その後につながる勉強の仕方を早めに試行錯誤しておくことが大事という私感を書きました。

 

 

これと関連する話で、山本塾(算数)の山本先生の動画をご紹介します。勉強の仕方によって到達可能なレベルが違ってくること、そして勉強に対する取り組み方は低学年ほど重要であることただし誰にでもできる勉強の仕方ではないこと。ご参考にして下さい。

 

 

動画の最後の方の「直接点数にならないことを実行することの大切さ」が、まさに私が1つ前のブログで栄冠の学びなおし②(研究してみよう)を引き合いに出して書きたかったことです。算数についての動画ですが、他の科目でも根っこの考え方としては同様です。

 

「誰にでもできる勉強の仕方ではない」理由は、遺伝的な側面やそれまで育ってきた環境以外にも、中学受験の場合は脳の発達段階の観点もかなり大きいと思います。そのあたりはいずれ『遺伝か環境か』の続編として書きたいと思っています。

 

 

また「低学年ほど重要」な理由は、時間があってまだ色々な取り組みが可能な一方で、低学年ほど発達段階の壁があるために「理解が伴わずに解き方だけ覚える」という先につながらない勉強法に陥りやすく、それでいて一度それが習慣化してしまうと修正が難しいからではないかと個人的には考えています(関連過去記事↓)。

 

 
我が家は長男ニコの後にまだ次男キラキラや三男にっこりもおり、すでに次男は長男とは全然違うと感じることばかりです。長男と同じ方法は通用しなそうなので、子どもをよく見てまた柔軟に試行錯誤していこうと思っています。