演説にかける思い | 東大に文理両方で合格した男が綴る、受験の戦略

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2010年10月22日 定時連絡より。

国護り演説大会の1次予選の結果が出ましたね。
私もエントリーシートを書きましたが、

以前説明会会場で演説をさせて頂いた時の気持ちを思い出しました。
当時はまだ国護り演説大会はなく、尾崎行雄演説大会という
外部の演説大会への出場権をかけて、説明会で演説をしていたんです。

演説では結局の所、言いたい事を言うのが一番なのですから、
演説文作成は自分との対話です。

自分が本当に言いたい事、伝えたい事を自分に問い掛けていくのです。

実はこの定時連絡を作る作業を本格始動したのは、
演説文の作成に役立てようとしたからといっても過言ではありません。
もし、日常で目の前の仕事やレポートに視界を狭くされて、
大局を見て考えられなくなった時には、
演説文作成は、自分の夢や原点を振り返らられる作業になります。

私は『夢タイム』といって、自分のやりたい事をたくさん書き出して、
ひとつづつ手帳に書き込むという作業をやってますが、
頭の中を整理して明確にすること、
そして紙面に落とす事は大切だと感じます。

本当な言いたい事を思いくと、
『これだっ』というしっくり感があります。

どれだけしっくり来た文章が作れるか。

これが、夢への道筋の確認です。

では以下に、私が3年前に演説した時の原稿の簡易版を記します。

自分で言うのもなんですが、多くの方々に絶賛頂いた自信作です。


『塾は夢の飛行場』

私は今、学習塾で大学受験の指導をしています。
このような仕事をしていると、

何故高校生は勉強しなければならないのだろうという、
疑問が沸いて来ます。

大人は『よい就職が出来るから』といいますが、
はたして学歴がよい就職に繋がるなんていう保証は、
どこにあるのでしょうか?

私は東大を卒業しています。
ですから、学歴が最高峰の人間をたくさん見てきました。
しかし、私の友人には、こんな人がいます。

彼は東大に現役で入学して、授業もほとんど遅刻欠席せず、
経済学部の中でも成績優秀でした。
しかし、目指す事がなく、周りに流されるように就活をして、
約25社受けたのに1社も内定をもらえませんでした。

結局、大学院進学しか道がなく、今は大学院生をしています。

このように、いくら東大で成績優秀でも、
就職が出来るとは限らない時代なのです。

一方、私にはこんな高校時代からの友人もいます。

彼女は、弁護士になるという夢を持ち、
一橋大学法学部を目指して大学受験をしましたが、
受験は失敗しある私立大学の法学部に進学しました。

しかし夢を諦めず、大学4年間を必死に勉強し、
東大に入るより難しいと言われている東大の法科大学院に見事合格。

春から東大大学院生として、日夜法学の勉強に励んでいるそうです。

かたや、成績ばかり良くてもやりたいことがなく、
消去法の選択肢を選ぶ。
かたや青春時代にぶつかった壁にも負けず着実に夢に近づいている。

本当にたくさん勉強をすることが大切なのでしょうか??

違います。

無理矢理勉強させるのが大切なのではない。

本当に大切なのは夢なのです。

夢があるから、人は輝けるのです。

私は将来、地元山梨に自分の塾を作る事が夢です。

私の塾では、生徒が皆やる気に満ちて、
夢を持って社会に巣立って羽ばたいていきます。

そして、何年かしたら先生ありがとうと言って遊びに来てくれます。

そんな『夢の飛行場』の様な塾を作りたいんです。

本当に大切なのは夢だということを伝えていく事が、
今必要なのではないでしょうか。