“ 長いトンネルを過ぎるとそこは雪国でした ”
という川端康成の小説がありますが、
そこはまさに
《アシュラムのゲートをくぐった瞬間、そこは和尚の子宮内でした》
アシュラム内はまだ整備はされておらず、ゲートをくぐると左にまだ屋根もない仏陀ホール、右に赤、黄、青の電気がつく噴水を囲むようにうっそうとした木々が生い茂るクリシュナガーデンがありました。
和尚の行う奇跡が、ゲートをくぐった瞬間にありました。
ガーデン内の木々が、ただの木々ではありませんでした。
一種独特の生気をみなぎらせ、光り輝き、そこに座る私たちを暖かく包みました。
そこは私にとってただ座っているだけで、リラックスし、平和で、喜びに満ちた、
これまで経験したことが無い異次元の世界・・・
何もしないでいると、起こることが起こり、やがて芽が出て花が開く不思議な世界でした。
反対に、怒ったり、恨んだりすると、その報いはすぐに自分に返って来ました。和尚の子宮の壁を蹴飛ばすような行動なので、胎児の自分に衝撃が直ぐに来るのでした。
それは深い学びでした。
そこは何もしないということができるスペースでした。
それは光り輝く靄に包まれたかのようでした。
これを
「マスターの臨在」
「ブッダフィールド」
「覚者とは、数キロ四方に渡ってその光を放ち、彼の歩く後には枯れた木々も花を咲かせる」
の意味を体で教えられた気がしました。
朝に思い切りサンドバッグを蹴ったり、殴ったりできるような柔らかい壁に囲まれた部屋で、大声を出して、わめき、泣く、心の浄化、発散をした後
ただ座っている・・・
ただ横になっている・・・
3食 衛生的なベジタリアン食事が好きな時に食べられ
自分や、他人を傷つけるようなことさえしなければ、強制されることは何もなく、
仕事をしたければ、禅寺で行われるような作務ができ、その当時ゲートパスと食事が無料となりました。
「世紀末なのだから、借金してでもここに来るべきだ」と和尚は言ってました。
朝晩の瞑想と、和尚の講話に参加しながら
全く何もしなくても良い空間 !
胎児の時誰もが経験していた空間が、そこにありました。
私はサラリーマンを辞め、日本での人間関係の煩わしさ、世間のしがらみから離れたい願望が強かったので、サイレンスバッジを胸につけていると、誰も話しかけないという決まりがあったので、こよなくこのバッジを愛し、クリシュナガーデンで一人座っていました。
一人でいるのが飽きると、サイレンスバッジを取り、ブレス、ヒプノシス、ペインティグ、ダンスのセラピーに出たり、マッサージを受けたりしました。
時々、日本に数ヶ月ビザを取りに戻ることはありましたが、
あっという間に年月が過ぎて行きました。
(続く)
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