男か女か


その決定は

これはまさに究極の生命の神秘虹


最近では「産みわけ」の方法なんていう情報も出回っているけれど

もしも試してみたところで失敗したらどうにかする、

なんて感覚は

やっぱり今の日本人にはあまりないのでは・・

と思う


でも

ベトナムではいまだ男の子人気が冷めやらず

男の子の出生率が増加中

新聞でも取り上げられるほどの社会問題にビックリマーク

「30年後、今の子どもたちが結婚適齢期になったら

男子が余ってしまう!!

なんてことが、真剣に報じられている


だからベトナムでは基本的に

出産前に性別を告げるのはご法度ということなっているらしい

・・・でも教えてもらえるからこういう事態が起こるのだろうけど


子どもは2人まで

という政府の計画がある限り仕方ないのかな


ところ返せば

日本では女の子の方が育てやすいという理由から

人気があると聞いたことがある

労働力として子どもが数えられた昔は

断然男の子が人気だったのだから

時代は変わったものだな、と思う


・・・ぷらっとしあわせ-20100617193053.jpg

『できそこないの男たち』

生物学者の福岡伸一 さんが数年前に書いた著書


トラちゃんヒヨコの来訪を機に

また読みたくなって引っ張り出してきた


胎児は受精後6週間までは

XX、XY遺伝子にかかわらず

男女ともに同じプログラムをたどって展開するのだという

分裂した受精卵は分裂した後

表面がのめりこんで肛門と膣になるはずの管が2本うまれる

これが生命の基本仕様


これがもし男の子の場合、

7週間目から基本仕様の変更が起こるのだという

膣になるべくうまれた管の入り口を閉じるべくカスタマイズされるのだとか


もちろんこの胎児のときに変更された痕跡は

ちゃんと成人男子になっても残っているというのだから

ほおおぉぉ!!

人間ってなんて神秘なんだ、と感心してしまう


福岡さんはそのほかにも

いろんな生物の話を持ち出して

「そもそも生命の基本仕様は女性で、

それを作り換えて出来たのが男性」と話す

これがなんとも苦笑もののこの本のタイトルにつながるというわけ晴れ


もちろんこれは

男女どちらが優れているという論とは

まったく違う種類の生命の神秘のお話


それでも

私は女性にうまれたこと

しあわせクローバー だな、と思える


「ほらね、

男なんて弱いもんなんだから労わってよ」

この本を読んだ旦那さんが言っていたのも

かわいいなぁ、なんて思えるし音譜



ところで・・・

かくいう私もトラちゃんヒヨコが男か女か

実は先生に教えてもらった口だ

旦那さんは生まれるまで楽しみにしていたい、というので

家では私とトラちゃんだけの秘密だけど☆


まあ、どっちでもいいわ

元気でやって来てくれれば

でも、生まれたら生命の神秘の痕跡だけは確認させてね~('-^*)/


ペタしてね