今日からさくらんぼのビニール掛けの作業依頼が開始されました。

 

 

・・・が!!

 

 

現場に来てびっくりですポーン

 

 

さくらんぼの木に、実が全く付いてないポーン

 

うそでしょ・・・?

 

 

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これ、去年のハウスの光景ですが。

 

ここの場所に18棟あるんです。

 

 

18棟あるさくらんぼ、全滅とかゲッソリ

 

 

どうやら4月に降り注いだヒョウによって、受粉出来なかった。

 

尚且つ。

 

 

ただ今、我がN市では鳥害被害が相次いでます真顔

つまり、上手く受粉したさくらんぼが鳥害被害にあってしまったということですね。

市でも、害鳥駆除の対象としてカラスとサギが挙げられてます。

 

カラス1羽 300円

サギ 1羽 500円

 

猟銃自慢のつわもの達よ!

 

いざ、N市へ集え!!ニヤニヤ

 

 

 

という冗談は置いときまして。

 

本来、今日から5日~7日にかけてのハウスのビニール掛けの作業依頼ですが、20棟ある中で作業できたのは離れたところにある、たった2棟のみ。

今日の15時には作業が終わりました滝汗

 

 

75m×2棟。

 

気合入れてきたのに、すっげー拍子抜けです・・・。

 

 

ということは。

 

 

今年のさくらんぼの市場価格、いくらまであがるんでしょうね真顔

値段だけ見ると、国産のさくらんぼって高いですよね?

 

高い理由を、1週間にかけてご理解いただけるような作業内容だっただけに、なんとなく残念でもあります。

 

 

それはそうと。

 

 

ここいら地区のさくらんぼを作付けしてる農家さんの一番の若手農家さん、今年齢はお幾つだと思います?

 

 

 

 

一番若い農家さんで。

 

 

 

 

 

 

 

72歳

 

 

 

 

 

 

ですってよ真顔

俺らはビニール掛けの作業依頼を受託してあげてるだけなんで、俺らはさくらんぼ作ってません。

 

 

つまり、あと数年もすれば・・・。

 

 

 

俺ら地区から、さくらんぼハウスが消えてなくなる可能性が高いということ。

 

 

消費者の皆さん!

 

 

他人事じゃありませんよ?

 

 

近い将来、日本から国産のさくらんぼが消えるかもしれませんよね真顔

毎年のように、何かしら続く異常気象。

それがもはや当たり前になりつつありますよね。

デリケートな食品は、モロに被害を被ります。

 

 

そしてさくらんぼハウスの作業中に、実は毎年数名の方が亡くなってます。

 

さくらんぼのハウス、5m以上高いところでの作業になります。

その上、高齢化。

 

風であおられて転落してしまうというニュースが結構あるんですよね。

 

さくらんぼは、高くて当たり前!

手間もかかるし、費用もかかる。

そのうえ、生産者の命も張ってますプンプン

 

 

楽天で米売った時は気付きませんでしたが、ヤフオクで米売ってみて気付くこと。

 

 

安く手に入るなら、それでいいんじゃね?

 

 

という消費者が増えてるということ。

安いにはそれなりの理由がある。

まぁ。

高いにもそれなりの理由もあるんですが。

ただ、本当のおいしさを知らないということ自体、生きていて可哀そうなことはないと思う。

 

 

TPPにより、近い将来海外からの農薬まみれの安い食材であふれるでしょう。

 

 

特に、小さい子供がいらっしゃる若年層の夫婦の方は何かと大変かと思います。

でも、親が安さで選んだ食材を、子供は有無を言わさず食べさせられるんですよね。

農業をやってみて気付くこと。

結構たくさんあるものです。

 

 

是非一度、ちょっと高いさくらんぼを食べてみてください。

味、全然違いますからね。

国産の安いさくらんぼって、実はカラスすら食わない受粉木のクソまずいさくらんぼですから!!