http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120227-OYO1T00415.htm

 

不妊の原因となる男性の遺伝子を、大阪大微生物病研究所の伊川正人准教授らがマウスの実験で突き止めた。不妊の原因がわからず悩む人に対して、遺伝子診断でこの遺伝子の異常が確認できれば、効果的な不妊治療を早期に開始できるようになるという。

 「PDILT」という遺伝子で、これを欠損させた雄マウスの精子を詳しく調べると、数や運動能力は正常なのに、交配させても雌の子宮から卵管へ進入できないことがわかった。この精子を注射器で卵管内に直接注入すると受精した。

 PDILTは、精巣だけで働く酵素を作り、これが精子の先端にあるたんぱく質の形を整える。この酵素が欠けると先端のたんぱく質が正常な形にならず、卵管の入り口を通過できないらしい。

 伊川准教授は「不妊カップルの約3分の1は原因不明のまま時間をかけて様々な方法を試みている。原因がPDILT遺伝子とわかれば、早めに適切な治療ができる」と話す。米科学アカデミー紀要に発表した。

2012年2月27日 読売新聞)





数や運動能力が正常なのに、子宮から卵管まで進入できない精子がいるそうです・・・。


人間でも早く分かるようにならないかなぁ?


適切な治療って、体外受精のこと?それとも卵管内人工授精かなぁ?



卵管内人工授精をしてるところって、あんまり無いから結局体外受精になるのかも。