久しぶりに、


兄が来ました。


コロナに対する規制も弱まり、


数年ぶりに、


家に上がってもらい、


穏やかな、


ティータイムのはずでした。



「えっーと(๑˃̵ᴗ˂̵)」


「あなたの息子だよ。(o^^o)」


「…。


あ、お兄ちゃんね!(๑˃̵ᴗ˂̵)


仕事はどうなの?」


「そうだね。色々、大変だよ。(o^^o)」


「久しぶりね。


元気そうで良かった…(๑˃̵ᴗ˂̵)」




ところどころおかしいですが、


自然に会話が進みます。


「ところで…、


そちらの方は?(๑˃̵ᴗ˂̵)」


「あ、娘ですけど…(*´ω`*)」


「あん?(๑˃̵ᴗ˂̵)はあ?」


「お母さん、あんたの子どもだよ!(o^^o)」


「は?えーっと、お仕事の方?(๑˃̵ᴗ˂̵)」


「母さん!ひとりぼっちちゃんだよ!(o^^o)


「はぁ?(๑˃̵ᴗ˂̵)」


「こちらの方は?(*´ω`*)」


「息子よ(๑˃̵ᴗ˂̵)」


「わたしは?(*´ω`*)」


「オタク、どなたですか?(๑˃̵ᴗ˂̵)」


「え…(*´ω`*)」




兄が帰った後に、


「あなたは、なぜいるの?(๑˃̵ᴗ˂̵)」


「は?(΄◉◞౪◟◉`)」


「帰らないの?(๑˃̵ᴗ˂̵)」


「オタク誰?(๑˃̵ᴗ˂̵)」


「何でいるの!(๑˃̵ᴗ˂̵)」



苦節5年。



色々、ありましたが、


必死でやってきました。



その結果、


私だけ忘れられました。




毎日毎日、


一生懸命、


食事をこさえ、


顔を合わせて食事し、


介護の事で、


奔走し、


毎日クタクタの私が、


忘れ去られ、


兄の方だけ母は、


覚えていました。



恥ずかしくて、


情けなくて…、


悔しくて…。



もう、私は、


どうやって、


介護生活を続けていけば良いのか、


わかりません。



忍者になりたかった。


あの時、


部屋の壁に、


もう、同化してしまいたかった。


煙になって消えてしまいたかった。



忍者だったらよかった。


修行をしておくべきだった。



涙がとまりません。