英語レッスン付きホームステイを手配しているせいか、留学生のサポートをしているせいか、はたまた毎月ニュースレターで ”英語一口メモ” を載せているせいか、英語教育に何か一家言あるような誤解(!)を受けるのですが、私自身はまったく並みの英語力しかなく(;^_^A、2人の息子も英語しか話せないモノリンガルです。

 

 

こんな私に、メールでご相談を頂きました。

 

 

曰く、”ティーンエージャーの息子は小さい頃から耳を慣れさせるために英語(英会話)を習わせてきたが、コツコツ覚えるのが苦手で英語に四苦八苦しており、反抗期も重なってもうやめたいと言っている、やめることはかまわないが耳が落ちて行くのがもったいない、本人は片言英語でもなんとかなると外国へ行っても臆せずにコミュニケーションを取りに行く、今後英語に前向きに接するにはどうすればよいか”

 

 

 

英語教育のプロではないので、その方面からのアドバイスはプロの方にお任せしたいと思いますが、2人の息子を持つ母親としてなら少しは意見は言えるのではないかと思います。

 

 

 

英語であれ何であれ、小さい頃からの習い事をいつ辞めるのか、という問題は、子供を持つ親なら早かれ遅かれ直面することだと思います。

 

 

理想を言えば、何らかの成果をだしてから、親子ともに納得してフェードアウト(まったくやめてしまうか、真剣度を減らして続行)するのがベストだと思うのですが、世の中そうは簡単にいかず、何にも成果を出さずに辞めたいという子供は多いし、特に親は続けてほしいけれど子供がギブアップする度合いが高いように思います。

 

 

 

うちの息子の場合はテニスでしたが、12年間続けてきて、ついにギブアップする時がやってきました。もともと精神面が弱いので試合に出ても勝てないし、試合に1日かかるので受験勉強に差し支えると判断し、”試合に行くのはもうやめよう”、と私から言い、彼も同意しました。

 

 

 

”このRatingになったらやめようね”と親子で話していたレベルがあるのですが、その一歩手前でギブアップ。

 

 

 

なので、やり残した感は半端じゃないですし、今までの成果、費やした時間とお金、を考えると、”息子さえもっとがんばれば目指していたレベルに到達できるんじゃないか、途中でやめて悔しくないのか、もったいないと思わないのか” と、どうしても恨みがましく思ってしまうんですよね。

 

 

でも、これは私のエゴ。

 

 

息子がテニスをしている姿が大好きで、レッスンの時はいつも張り付くように見ていました。ごくたまに試合に勝った時に見せる笑顔が大好きで、負けるのがわかっているのに試合に連れて行きました。

 

 

本人ももちろんテニスが大好きで続けてきたのはあるのですが、それ以上に私が続けてほしかったから。私が彼にそのレベルに到達してほしかったから。私が彼に上手になってほしかったから。

 

 

 

でも、息子ももう18歳なので、自分の事は自分で決めれば良いと思ってます。テニスは続けていますが、受験が終わって試合に出るか出ないかは自分で決めれば良いと。

 

 

 

ご相談者さんの息子さんはまだまだ若いし、親が説得して英語を続けさせることも可能な年齢でしょう。英語はテニスと違って将来必ず役に立つでしょうし。

 

 

 

でも、今を通りすぎても、また必ず決断しないといけない時がやってくる。その時にまた親が介入するのか、自分で決めさせるのか・・。

 

 

 

いつかはフェードアウトしていくけれど、その折り合い点を見つけるのはとても難しい。息子さんと良く話し合って、今やめてしまうとどうなるか、続けるとどうなるか、どこを目指しているのか、どこを着地点とするのか、を見つけられると良いですね。

 

 

 

個人的には、”海外旅行でも臆せずコミュニケーションを取りに行く”息子さんは、もうすでに十分成果を出されていると思うのですが・・。

 

 

 

 

以上、的外れな回答でしたらすみませんでしたσ(^_^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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