こちらの続きになります

もう一度、歌う決心をするまで①

 

『もう一度、歌う決心をするまで①〜華々しいデビュー〜』生まれた時から歌が好きでした「お前は口から生まれたのか?」と、家族から言われるほどよく喋り、よく歌う子で小さい頃、床の間の前は私のステージ本当は床の間にのぼり…リンクMinkブログ 

 

もう一度、歌う決心をするまで②

 

『もう一度、歌う決心をするまで②〜挫折と後悔〜』この投稿の続きとなります芸能界という場所でそれはそれはたくさんの経験をさせていただきました。しかし、経験が増えるほどできなくなってしまうこともありました。それ…リンクMinkブログ 

 

もう一度、歌う決心をするまで③

 

『もう一度、歌う決心をするまで③〜復活と恐怖〜』こちらの続きになりますもう一度、歌う決心をするまで①もう一度、歌う決心をするまで②歌いたい気持ちを再確認してさぁこれからどう歩んで行こうかと試行錯誤しました。…リンクMinkブログ 

 

もう一度、歌う決心をするまで④

 

『もう一度、歌う決心をするまで④〜オーディションでの勇気〜』この続きになりますもう一度、歌う決心をするまで①もう一度、歌う決心をするまで②もう一度、歌う決心をするまで③私が見つけた「歌のオーディション」のお知らせには詳…リンクMinkブログ 

 





今の私はいつもいつも歌のお仕事が
あるわけではないので
普段はバイトをしています



歌やミュージカルのお仕事の予定に
対応できるように
比較的休みの融通がききやすい
体勢をとらせてもらっています



そして気づけばもう11年も
同じ職場でお世話になっています
(スケジュール調査可能な職場で11年間働くなんて
 常にどこかで歌うことを意識してたのでしょうね)



子育てしながら働く私のお給料は
微々たるもので
生活の基盤を支えているのは
自営業を営むパートナーです
たまに贅沢もさせてもらいながら
暮らしてきました



私のパートナーのありがたいところは
私のチャレンジに反対しないこと



パートナーの理解と協力がなければ
ミュージカルに出演することも
夢のまた夢だったでしょう



これは本当に勝手な話ですが
私はじゃじゃ馬タイプなので
手綱をしっかりと握って
陰でコントロールしてくれる男性が
好みだったりするのですが
(ムシが良すぎるのはわかっております、笑)



パートナーはそういうタイプではなく
むしろ私と似ている自由人
若かりし頃は音楽に携わり
Rockな生活をしておりました(笑)



私が再び歌うことに目を向け始めた頃
しばらくしてパートナーも
また音楽活動を楽しむようになりました



私は最初
自営業で色々まるっと大変な中で
また音楽ができるのは
息抜きにもなって良いのかな
と思いました



ひとつだけ気がかりだったのは
以前、音楽を辞めた理由が
生活苦だったこと



この生活苦という言葉が
幾度となく頭をよぎりながらも
私も十分、好きなことをさせてもらってる
と静かに傍観していました



パートナーは働き者で社交的
出張で家を留守にする際にも
週末には帰ってくるということも少なく
そこに音楽活動も加わることで
家を空ける時間がますます増えました



約1年前のこと、当時娘は中学3年生
高校受験の前日の出来事でした
私が夕方、仕事を終えて帰宅すると



あれ?明かりがつかない


軽く頭がパニックになり
あちこちポチポチといじってみる‥
TVもつかない、エアコンもつかない‥



電気が止まってる!


公共料金の支払いは
全てパートナーに任せていたので
すぐに出張中のパートナーに
連絡をしました



しばらくして電気はつきましたが
娘はまともに勉強もできぬまま
翌日受験会場に向かいました
(おかげさまで無事に合格いたしました)



そしてある日の朝
高校に通う娘を駅まで車で送っていると




ママ、スマホが繋がらない


LINEのメッセージも送れないし
通話もできない‥
これでは学校から帰ってくる際に
駅での待ち合わせができません



スマホが止まると
パートナーへの連絡もできません
仕事の時間もあり料金を払えないまま
仕方なく職場に向かうと
気づいたパートナーが支払ったようで
昼頃に電話は使えるようになっていました



なんかヤバイ気がする‥


背中にツーっと寒いものを感じました
こんな風に困ったこと
独身時代にもあったよな‥



それから何度か
パートナーが帰宅したタイミングで
話し合いをしました
時には二人で、時には家族全員で



泣きながら怒ったり
優しく穏やかに話してみたり
あの手この手で話をしましたが
それでもまだ
電気や電話は止まることがありました



私が支払うようにすれば良かったのですが
パートナーに責任感を持って欲しいという
密かな願いもありました。



ですが、私のこの願いも虚しく
また電気が止まる時があり
冬の夕方、真っ暗な部屋の中で
毛布にくるまってた娘を見た時には
情けなくて情けなくて泣きました。



パートナーは仕事はしているはずなので
お金がないわけではありません
ただ、楽しいことが目の前にあると
使い道を誤ってしまう



私も節約ができるタイプじゃないし
お金の管理も貯金も苦手なので
それがわかっていても
強くは言えませんでした



ですが、しばらくすると
郵便ポストを開けるたびに
心臓がバクバクするようになったのです
理由は請求書が届くのが怖い‥



郵便物はどんどんたまります
私にはわからない請求書も数多くあり
封書が山積みになるのに比例して
私の恐怖も積もっていきました



そして心が八方塞がりになる
もうひとつの大きな原因は
パートナーと連絡がつかないことでした



何回電話しても出ない
何通メッセージを送っても返事が来ない
そんなことが1週間続くこともあり
生きてるのか死んでるのかさえも
わからないこともありました



何も考えていない時でも
無意識に涙がこぼれるようになり



少し考え事をするだけでも
身体がわなわなと震え始め



突然、発狂したように
叫びたくなる衝動にかられました



私、なんか鬱っぽい?


自分に問いかけてみました
そして今の自分の状況は



強制終了目前

そんな崖っぷちにいるのだと
わかりました



私はこれらのことは全て
パートナーシップに原因があり
どちらか片方なんてことではなく
双方に問題があるんだと思いました



もっと言うならば
私が見てる世界は私が創っているので
私の責任ということにもなるのでしょう
(ちょっとスピリチュアルな捉え方です)



話をしたくてもそばにいないパートナー
私はパートナーはひとまず置いておき
自分を見つめることにしました



私はどうしたい?私は何が幸せ?
何度も何度も自分に質問して
心の奥にどんどん潜りこみ
自分の魂からの声を聞きました




「自分の足で立て!!」


他の誰でもなく、まず私自身が
しっかりと地に足をつけて
丈夫な根をはらないといけない



それ以上の安心なんて
あるはずがない


そのために何から始めようか‥
試行錯誤している間にも時間は流れます
お腹が空けばご飯も食べるし
お水や洗剤を使って洗濯や掃除もします
お金がじわじわと使われていきます
そして




歌で稼いだお金で
娘たちにご飯を食べさせたい



とてもシンプルに
こんな願望が浮かび上がりました



パートナーにもたれかかるだけでなく
自分の足で立つための1歩は
請求書が積まれるのとはまた別の
孤独な恐怖も湧いてきます、でも




悲劇のヒロインは終わり!
THE  END!!
もう、うんざりです!!



私の一番の応援団は
可愛い2人の娘たちです!



今回のブログで
こんな内容の家庭事情を晒すこと
まずは娘たちに話をしました、すると




ママが歌ってくれるなら
なんでも書いちゃっていいよ



と言ってくれました
そして本気なのか冗談なのか
真意は定かではありませんが




私は将来
ママのマネージャーになる!


と、なんとも頼もしい言葉を
かけてくれてたりします
(母、嬉しすぎて号泣です)



どうやら私は知らないうちに
娘の夢まで背負ってしまったようです(笑)



真面目にやっても不器用だし
ひとつのことしか集中できないし
身体は重くて行動はトロいし(笑)



色んなことが未知の世界
「怖い」もたくさん湧いてくるけど




歌で生きます

今までの経験や想いの全てが
私をここに連れて来てくれました
ありがとう!
(いささかヘビーでもありましたが)



今、感じていることを道標にして
今、感謝の気持ちを抱いて



遠回りしたけれど
自分で手放してしまった
大切な大切な夢のカケラを
ひとつずつ拾い集めます




どうか応援
よろしく
お願いします

〜私は、私を頼って生きていきます〜





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