交通機関の未来

担当:
裏辺金好

1.はじめに
 現在、我が国の国土を我が物顔で自動車が走り回っている。また富山県に至っては、1家に2台も自家用車があるという。自動車は我々の生活にとって欠かせない存在に近くなっており、田舎においては200メートル先であっても自動車を使う人がいる。もはや、自転車と同じような感覚となっているようである。

 確かに、自動車は大変便利である。まず第1に速い。第2に夏はクーラーで涼しい、冬は暖房で暖かい。第3に自動車の中は自分の部屋・空間となっているため、親近感のようなものがあり、愛着がわく。第4に、ある程度多い荷物が運べる。第五に出発時間が自分の好きにできる(ただし、到着時刻を先方から決められていると好きにはできない。8:30までに出社とか。まあ、当たり前か)。

 と、このように便利な自動車ではあるが、反面非常に危険なものであることは誰もが知っていることであろう。
 しかも、これからは特に歩行者にとって自動車はさらに危険なものになることが予想される。なぜならば近年、携帯電話などをかけながら前方後方左右を見てなく危なっかしい運転をしている人が多いのである。さらに、今後の高齢者ドライバーの増加である。特に痴呆のお年寄りが運転をした場合の危険性は言わずとも解るだろう。

 そこで極力、自動車がなくても生活可能だよ!という社会を作っていくことが大切であり、またそれは地球環境問題の改善にもつながる。そのような理由でこれから交通政策に対する行政の問題点について、そしてこれからの交通を担うであろう乗り物について考えたい。