カウンセラー歴18年の中で、多くの方のキャリアやメンタル相談を受けてきました。

中でも思い出深いケースは、50代男性のうつ病の相談者(クライアント)とのカウンセリングです。

 


カウンセリング歴がまだ浅い中でも、学んだ認知行動療法をベースに時に相談者と一緒に悩み、涙したことも。

そして死にたいという声を前にして、自分が動揺してしまったこともありました。

 

さらには、元気になってきて会社に復帰前にがん検診で陽性、会社復帰後しばらくしてリストラの危機など、次々とクライアントにこれでもかというほど困難が降りかかります。


この相談者との出会いによって、今までカウンセラーとしてやってきたと言っても過言でないほど、私自身が成長したケースでもあります。

 

今後ますます増えて行くだろう、うつ病をはじめとするメンタル不調者が、

自分のキャリアを諦めず社会復帰して生き生きと働くためにはカウンセラーの力が必要です。

 

「1年間(30回)のうつ病クライエントのカウンセリング記録」は、一人でも自殺者を減らすため、うつ病のサポートができるカウンセラーが一人でも増えることを祈って公開するものです。

 

自殺者数とうつ病の関係

 

令和元年の自殺者白書(厚生労働省)によると、平成30年の日本の自殺者数は2万800人。

交通事故死者数が3215人に対して7倍近くの人数です。

 

そして令和2年(2020年)、世界を震撼させているコロナウィルスによる日本の死亡者は920人(2020年6月11日現在)です。

コロナによる直接の死者より、経済状況の悪化・倒産・失業者の増加、将来への不安・恐怖により、今後自殺者が増えるだろうと予測されています。

 

自殺者の割合として働き盛りの30代から50代が多く、また30代以下の若い世代では、

死因の第一位が自殺となっている現状があります。

そして自殺者の半数近くがうつ病などの心の病にかかっていて、専門家のサポートをうけることなく、亡くなっています。

 

 

このカウンセリング記録はこんな方に読んで頂きたいです


チェックカウンセラーを目指している人
チェックカウンセラーはどんな仕事なのか知りたい人
チェックメンタルケアの仕事につきたい人
チェックキャリアコンサルタントでメンタルヘルス不調者対応を学びたい人
チェック現在、メンタル不調でこの先が見えない人
チェックメンタル不調で休職などした後のキャリアについて悩んでいる人

 

 

このケース記録を読むことで得られる効果

チェック実際にうつ病相談はどう進むのかが理解できる

チェックうつ病の重い症状から回復に向かい、仕事ができるまでになる過程が理解できる

チェックうつ病クライアントに対しての声がけ、寄り添い方がわかる

チェック認知行動療法を用いたカウンセリング方法がわかる

チェックベテランカウンセラーの駆け出しの頃の様子がわかる

チェック休職して会社へ復帰するまでに行うサポート内容がわかる

チェック会社復帰後、再発させないためのサポート内容がわかる

チェックうつ病になっても回復して、その人が生き生きと働くこと出来る実例がわかる

 

初めての面談から休職・復職(6ヵ月後まで)で1年30回のカウンセリングは長いようで、短くもありました。

カウンセリングとしていいか悪いかという観点よりは、このように、実際のカウンセリングは行われるのだというものを是非感じて頂ければと思っています。

 

カウンセリング記録の公開は、ほとんどありません。

しかし、この記録は相談者のかたが自分と同じような立場にある人へ社会復帰できること、

キャリアは再構築できることを伝えたいと私に託してくれたものでもあります。

 

一人で悩みを抱え何年も病気で苦しむ人、さらには仕事、命を失う人もいます。

そんな方々をサポートできるカウンセラーが一人でも増えることこそ、カウンセラーの地位向上と社会貢献になるのではないでしょうか。

 

是非、このカウンセリング記録を手に取って、カウンセラーの具体的な対応や声かけ、クライアントの変化を見て、うつ病等のメンタル不調者対応ができるカウンセラーが一人でも増えることを願っています。

 

>>カウンセリング記録を読むことでうつ病のサポートができるカウンセラーになる方法はこちらから