漢方・生薬と、中毒  上 | 『自分と家族の健康は、自前で築く』整体カウンセラーのブログ
「風邪をひいた時には、私は〇〇を飲むようにしているんです」
と、漢方・生薬の名前を挙げられる方が、
時々いらっしゃいます。
「そうすると、XXが消えて、風邪が治るんです♪」
と、大抵の方は続けます。
 
「ほ~。  〇〇って、そんなに効くんだ」
と、思って、そのお体を拝見してみると、
ほぼ例外なくその体は、中毒を起こしています。
良くない体の状態、
ということです。
 
漢方・生薬による中毒でありかつ、
呼吸器の中毒を起こしているパターンになっていることが、
多いのです。
ほぼ全員そうです。
風邪を止められた、マズイ体になっている訳です。
 
ある種のフルーツの健康法の人もそうでしたね。
世界的に有名で歴史あるネットワーク会社。
この系統の数社。
そこの方を何人か知っていますが、
そんなフルーツ飲料でも同じ結果です。
 
なので、現代科学でも測定できないのでしょう。
 
 
 
整体の言う、中毒。
これは他にない、独特のものです。
もちろん、根拠はあります。
「気の流れで~」とか言うわけじゃ、ありません。
体の急処に明確に出ていて、
それを放置すると厄介になるので、
中毒と銘打っているわけです。
 
私達の言う中毒とは、
血液の汚れであり、肝臓や心臓に対する負担です。
しかしこれは、
なかなか数値では、現れません。
 
一方で
本人は、敏感な本人だけはこれを認識していて、
「自分の体は、決して強くない」
「何かいつも体力が続かない」
「だるくなって、集中力がプツッと切れたり、
動けなくなる時がある」
だとか感じています。
 
断っておきますが、
「すべての漢方・生薬が、必ず中毒につながる」
という暴論を言ってる訳では、ありませんよ。
多分、適量を超えているか、
適切な機会を超えての使い過ぎなのだと思われます。
 
ちゃんと漢方を学んだ方はよく言うようですが、
「漢方も毒だから、長くの服用は、勧めていない」
と言ったりします。

だから、色々な方法で本来の漢方は、
毎回診るんだと思います。
最近はできる人が極稀だとは聞きますが、
四診という方法が漢方には、あります。
このことからも漢方などでも、
整体の言うような中毒を
最大限注意を払ってきていた歴史があったのだろうとは、
予想されます。
 
これは医療関係者の方も認める所ではありますが、
現在の医療では、
こうした数値に出ない不調、不調感と言うのでしょうか、
これは検出できない状態です。
 
私が知っている限り、
こうした不調感が出ている時は、
ほぼ間違いなく、中毒になっています。
 
 
 
この中毒と言うのは厄介です。
なぜならば、
体にある体力が、落ちた状態だからです。
体力が、特に、潜在体力がありません。
 
こうなると、普段は病気ができないのですが、
いざ病気をしたとなると、ガタガタッと落ちてきてしまうのです
そしてなかなか回復しない、
ということが起こります。
 
 
現代の医療、そして人々の認識は、
「病名が着かなければ良い」
「数値がおかしくなければいい」
という風潮になっています。
これは一見理性的であり、妥当な考えです。
しかし体の声を聞く立場としては、
それだけでは、心もとないと思うのです。
 
だから、何千年も歴史がある漢方は、
4つの別のアプローチで測る方法が
伝えられているのだと思います。
人の体は、まずは多角的に見ることが、
必要なようなのです。
 
 
 
 
(感謝)
 
 
 
 
吉田直樹 拝