(つづき)
前にお伝えしたように、
私はかなり具合の悪い状態から、整体を学んで整体生活を実践することで、
今の状態、元気な状態になってきました。
「つい食べてしまう。。。」
という気持ちは、何回も痛い程に経験があります。
具合の悪い時などは、こう思ったものです。
「食べたくもないのに、食べずにはいられない!
何かイライラしてしまうから、食べよう。
体調がスッキリしないので、食べて回復させよう」
などとね。
食べても、美味しさが感じられない体の状態なのに、
他に方法がないので、食べていたことを思い出します。
そして、吐き戻していた時期さえも、ありましたね。
整体を始める前は、こうでした。
臨床で観ていると、
食べ過ぎになっている人には、
「食事が好きで、食べ過ぎになっている♪」
という人は、ほぼいないです。
100人の内に、1人いるか、どうかですね。
多くの場合は、
食べることそのものが、目的でないのです。
エネルギー補給が、目的になっていないのです。
本当の空腹感があるからとか、エネルギーを補給したい体の欲求があるから、
という感じでは無いのです。
「食べることで、何かを発散したい」
という動きが体の中にあるのです。
皆さんも、経験あると思います
「仕事が忙しくて、昼を食べられなかった!」
と言った時です。
こういった時は、空腹なんですが、苦しい空腹とは違いますよね?
「お腹は空いてるけど、どこか爽やかな感じ♪」
がありましたよね。
これが整体で言う、「空腹の快感」なのです。
人間は、一食抜いたところで、体調的には変わりがないのです。
むしろ体調が良くなることの方が多いです。
(良くならない人は、呼吸器がかなり下がっているか、消化器にかなり負担がある状態です)
例えば、
狩猟採集生活や、森林の中で暮らす民族の人達。
彼らは、私達より遥かに少食です。
食べない日もあります。
だけど、
「60歳を超えても基礎疾患が全くない!」
ということが、往々にしてあります。
彼らの方が、私たちよりは病気がないのが、実際なのです。
それは彼らが、家族やコミニュティーとの結びつきが濃厚でかつ、
少食の生活になっているからです。
食事というのは確かにエネルギーを補給するには必要ですし、
人間である限り食べないと生きて行けません。
しかし、現代人が摂っているように1日3食がっつり食べるというのは、
危ないことの方が多いのです。
こうした食べ過ぎによって、体が壊れてきて、心が壊れてきて、
鬱や、癌や卒中になっいることが、多いのです。
健康を目指すのならば、入れることよりも、
出すことに重きをおいた方が良いのです。
特に、現代人は。
適切に出すことができれば、これだけで元気になってしまいます。
また適切に出すことができれば、
わずかに少量入ってくるだけでも、効率的に体の栄養へと変えることができるのです。
車を運転する人は、分かると思います。
燃費の良い車と、燃費がやたらに悪い車。
どっちが欲しいか?
訊くまでもなく、燃費が良い車ですね。
人間でも同じなのです。
少しの食事で、沢山動ける燃費の良い体の方が良いのです。
燃費の悪い車はガソリン費用が余分にかかるので、「ポンコツ」呼ばわりする人がいますが、
自分の体まで、燃費の悪い状態にしては、人生がもったいないです。
風邪をひくと、分かりやすいです。
栄養をやたらに入れたり、食事を普通通り食べると、その風邪は重症化します。
治りが悪いのです。
自然にしていれば、食事は少なくなってしまうものなんです。
風邪の時や、怪我をした時のなど休養の時は、こういったものです。
少し位ひもじい思いをする方が、体という命は、
120%以上のやる気を出してきて、体を治してくれるのです。
それを、病院のように3食何もしないでも、出されてしまうと、
体はなかなか奮起してくれないのが、実情です。
人間というのは、100%の快楽の中にいては、ダメなんです。
70%位の快楽と、30%位の苦痛の中にいる時が、
一番効率的だし、進歩もできるのです。
夜遅い食事と言うのが、1番良くないのです。
それでも食べざるを得ない時は、
米・小麦などといった主食系を抜かした方が良いです。
また、1日3食だったところを、4食に分割すると言うのも、ありです。
4食目は、炭水化物を抜かして下さい。
炭水化物は必須栄養素ですが、消化器の中に残りやすいです。
このために、体の負担になることが多いからです。
適量のタバコや酒は、毒物に該当しませんが、
寝る3時間前の食事は、これらを遥かに凌駕する毒物へと変わることは、間違いないです。
どうしても夜食を摂ってしまう人は、
炭水化物・主食系は抜かして寝るようにするということです。
これだけでも、体も心も軽くなっていきます。
こうした生活に加えて、呼吸器を上げる体操があると心強いです。
自分の生活を上向けるような、食生活を送ってくださいね。
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