（つづき）

繰り返しますが、

人間が相手に、釣り合いや魅力を感じるか否かは、自己評価です。

だから、

「資産家同士でないと、絶対に引き合わない。お互い魅力を感じない！」

となるわけでは、ありません。

男が、かなりの資産家であっても、

女が、愛情があるだとか、家族があるとか、仕事のキャリアがある。

こういった場合でも良いのです、自己評価の総量ですから。

総合して、男の自己評価と、女の自己評価が対等であればいいんです。

数値的に、力学的に釣り合えば良いのです。

相対的な資産額だけで成立する事は、あまりないです。

もしあるのであれば、

東大卒の人は、東大卒としか結婚しなくなってしまいます。

医者は医者同士、家族四人の人は、家族四人の人同士の結婚、となります。

実際はこんな事は、絶対でもないし、多くもないですね。

だから、この7つの領域の、自己評価の合算が、

対等であるかどうかなんです。

「自己評価が、鬼のように大切だよ」

ということなのです。

例えば、よく聞く話ですが、

事業で成功した、20代30代の男性が、

20歳前後のキャバクラNo.１の女性や、モデルの人と結婚する話があります。

芸能人でもいいです。

『バチュラー』の世界ですかね。

しかしこうしたパターンは、すぐに破綻することが多いです。

簡単に、キャバクラの女性にしましょうか。

大体キャバクラの女性は、No.１やトップにでもなれば、

売れっ子になれば、自己評価が高いです。

確かに、雇われでの資産額もありますが、

事業で成功したお客様の資産とは、比べるまでもないです。

銀座や北新地、中洲のNo.１でもない限り。

しかし、惹かれ合うのは、総合評価です。

こうしたキャバクラの方は、見た目を大変綺麗にしている人が、多いです。

それなりに投資もしているでしょうし、こだわりもあります。

こうなると、7つの領域の「美容」の領域の自己評価が、とても高いです。

会社など事業で成功した男性と、比べる比ではないと思います。

まさに、金額に換算すれば、女1億円と男10万円位となる差でしょうか。

そして、30代、40代の男性からすれば、

20歳前後の若さは、何億円を積んでも手に入らないものですから、

やはり差が出てきてしまいます。

(若さに価値を感じる男性からすれば)

なので、キャバクラの人に資産がなくても(銀座のNO.1ならありそうですが)、

美容や接客技術、若さなどで総合して、

バランスが取れるのです。

おじさんは、若さの点で自己評価を低くしている人が多いですからね。

結果的に、

おじさんと釣り合うか、おじさんが憧れるほど上位に置かれることになるので、

プロポーズされることになります。

完全に、力学ですね。

もちろん、事業に成功した人が皆、

女性に、若さや、見た目を、求めるわけではありません。

高い評価を上げているわけではありません。

そもそも、そんなものは年々、減価償却されていくものでしかないですからね。

結婚という資産を同じにする契約を結ぶには、

見た目や若さだけでは、リスクしかないです。

（ 婚前契約をしているならば別ですが）

だから、多くのお金持ちは、相手に「家庭」「愛情」での自己評価を望んだりします。

「将来性」「子供を産めるか、育てられるかどうか」等を望む人もいます。

「人格」を望む人もいます。

クドイようですが、

いずれにしろ、自己評価の総量なのです。

自己評価の総額が、対等になるか、優らない限りは、

向こうからプロポーズされることも難しいし、

こっちからのプロポーズを受け取られることも難しいんです。

なので、

自己評価の総量を上げるべく、今から実績を積むことも大事ですけれども、

自分の中で、自身の自己評価を高める必要があるのです。

特に、今までの人生全体ですね。

多くの人は、資産の額に例えて自己評価すれば、

１億円以上を持っているのに、１万円位の自己評価にしか、してない場合が多いです。

適正化が必要です。

時々勘違いされるのですが、「正当な」自己評価ですよ。