中国では経理は会計ではない、中国人の名刺の肩書
■中国では経理は会計ではない、中国人の名刺の肩書
まいど、おおきにさんです。コテコテのナニワ企業経営者、戸田大介です。
中国人と名刺交換をすると、当然その人の役職をチェックすることになります。
肩書が日本と全然違っているので、この人はいったい偉いのかそうでないのか、会社内での立場がわからなければ商談のしようもありません。
もし、取引をしようとしている相手の役職が、董事長兼総経理となっていれば、その相手中国人がその企業の№.1です。
董事長兼総経理というのは、実質的にその会社の経営権を完全に掌握している人物と言うことになります。
「董事長(dong3 shi4 zhang3)」は、董事と言う出資者の集まり、董事会と言う、日本で言うところの取締役会の代表です。
「董事長(dong3 shi4 zhang3)」は日本の代表取締役に相当する役職ですが、企業の代表ではあるものの総経理の任免権を有しているだけで、企業の経営には関与しない役職とされています。
総経理は董事会で任命されて、企業の経営全般に責任を負う役職で、日本で言えば実質企業を運営する社長職です。
しかし、総経理と言う役職は立場上は雇われ社長です。
董事兼総経理であれば、C.E.O.とも同等言うことになります。
董事兼総経理の一般的な日本語訳は、代表取締役社長に相当します。
中国の登記されている企業にはすべて社内に「営業許可証」と言う書類があります。
だから、もしその企業と取引をしようとしているなら、実際には登記されている企業かどうか、本当にその人物が法定代表人=董事長であるかどうかを、オリジナルの営業許可証を見せてもらって確認しなければなりません。
商談の相手が、総経理であればスムーズな商談を期待できます。
しかしながら、いつも会う商談相手の中国人が総経理とは限りません。
総経理の下には№.2として副総経理がいるのが普通です。
副総経理は日本の副社長に相当する職位です。
英語では副総経理の名刺の表記は、「Vice President」となっていることが多いです。
一番、中国で最も多く見かける役職が「経理」です。
経理は日本で言う、事業部長にあたる役職です。
だから、日本のいわゆる経理業務は担当しません。
経理業務を行う役職は中国語では「会計」と言います。
ただ、中国の「会計」は日本の経理職より職責は重いです。
社内での地位もそれなりに高いことが多いです。
「会計」は帳簿の記帳等の経理業務を担当し、実際に現金を扱う「出納」が別にいるのが一般的な中国企業の形態です。
「経理」は部長職なので、本来はそれなりの役職だったはずです。
しかし、今は猫も杓子も名刺にはとりあえず「経理」と言う肩書がついている中国人が非常に多いです。
日本人が失礼にならないように見知らぬお客さんに「社長さん」と呼び掛ける感覚で、一時期中国でも、肩書を知らない人に対して、張さんなら張経理と呼んだりした時期もありました。
でも、役職もインフレ気味で、最近はその上の総経理として呼ぶことが多く、王さんなら王総と呼ぶことも一般的になっています。
助理なんて役職もありますが、「経理」の下にいる課長と言った感じの職位です。
実際には助理は補佐業務を担当するため、秘書職に近いです。
課長は「科長」と言う役職が中国にもありますが、ほとんど見かけることはありません。
「厰長」と言う役職は「工場長」のことです。
工場長は言葉の通り工場の総責任者ですが、董事兼厰長(取締役工場長)なんて役職の方にお目に掛かったこともあるぐらいですから、企業ごとに違うのでしょうが結構地位は高いことが多いようです。
中国でも日本の部長と同じ、「部長」なんて肩書の中国人もいてるのですが、まずお目に掛かることはないでしょう。
なぜなら中国の「部長」は日本の大臣に匹敵する役職なので、非常に偉い中央の官僚だからです。
政府役人、官僚でお目に掛かる肩書で「主任」と言う役職があります。
この役職は、日本人的な感覚の「主任」よりはかなり地位の高い役職なので、取り扱いには注意しなくてはいけません。
また、地方政府の役人で、「書記」や「市長」「県長」なんて言う肩書の中国人と会うチャンスもあるでしょう。
全く職責がことなるので本来どっちが上とか比較する必要もありませんが、中国では「市長」や「県長」の上に共産党の「書記」がいると思っておいてまちがいありません。
3分でわかる 中国 ビジネス 攻略
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まいど、おおきにさんです。コテコテのナニワ企業経営者、戸田大介です。
中国人と名刺交換をすると、当然その人の役職をチェックすることになります。
肩書が日本と全然違っているので、この人はいったい偉いのかそうでないのか、会社内での立場がわからなければ商談のしようもありません。
もし、取引をしようとしている相手の役職が、董事長兼総経理となっていれば、その相手中国人がその企業の№.1です。
董事長兼総経理というのは、実質的にその会社の経営権を完全に掌握している人物と言うことになります。
「董事長(dong3 shi4 zhang3)」は、董事と言う出資者の集まり、董事会と言う、日本で言うところの取締役会の代表です。
「董事長(dong3 shi4 zhang3)」は日本の代表取締役に相当する役職ですが、企業の代表ではあるものの総経理の任免権を有しているだけで、企業の経営には関与しない役職とされています。
総経理は董事会で任命されて、企業の経営全般に責任を負う役職で、日本で言えば実質企業を運営する社長職です。
しかし、総経理と言う役職は立場上は雇われ社長です。
董事兼総経理であれば、C.E.O.とも同等言うことになります。
董事兼総経理の一般的な日本語訳は、代表取締役社長に相当します。
中国の登記されている企業にはすべて社内に「営業許可証」と言う書類があります。
だから、もしその企業と取引をしようとしているなら、実際には登記されている企業かどうか、本当にその人物が法定代表人=董事長であるかどうかを、オリジナルの営業許可証を見せてもらって確認しなければなりません。
商談の相手が、総経理であればスムーズな商談を期待できます。
しかしながら、いつも会う商談相手の中国人が総経理とは限りません。
総経理の下には№.2として副総経理がいるのが普通です。
副総経理は日本の副社長に相当する職位です。
英語では副総経理の名刺の表記は、「Vice President」となっていることが多いです。
一番、中国で最も多く見かける役職が「経理」です。
経理は日本で言う、事業部長にあたる役職です。
だから、日本のいわゆる経理業務は担当しません。
経理業務を行う役職は中国語では「会計」と言います。
ただ、中国の「会計」は日本の経理職より職責は重いです。
社内での地位もそれなりに高いことが多いです。
「会計」は帳簿の記帳等の経理業務を担当し、実際に現金を扱う「出納」が別にいるのが一般的な中国企業の形態です。
「経理」は部長職なので、本来はそれなりの役職だったはずです。
しかし、今は猫も杓子も名刺にはとりあえず「経理」と言う肩書がついている中国人が非常に多いです。
日本人が失礼にならないように見知らぬお客さんに「社長さん」と呼び掛ける感覚で、一時期中国でも、肩書を知らない人に対して、張さんなら張経理と呼んだりした時期もありました。
でも、役職もインフレ気味で、最近はその上の総経理として呼ぶことが多く、王さんなら王総と呼ぶことも一般的になっています。
助理なんて役職もありますが、「経理」の下にいる課長と言った感じの職位です。
実際には助理は補佐業務を担当するため、秘書職に近いです。
課長は「科長」と言う役職が中国にもありますが、ほとんど見かけることはありません。
「厰長」と言う役職は「工場長」のことです。
工場長は言葉の通り工場の総責任者ですが、董事兼厰長(取締役工場長)なんて役職の方にお目に掛かったこともあるぐらいですから、企業ごとに違うのでしょうが結構地位は高いことが多いようです。
中国でも日本の部長と同じ、「部長」なんて肩書の中国人もいてるのですが、まずお目に掛かることはないでしょう。
なぜなら中国の「部長」は日本の大臣に匹敵する役職なので、非常に偉い中央の官僚だからです。
政府役人、官僚でお目に掛かる肩書で「主任」と言う役職があります。
この役職は、日本人的な感覚の「主任」よりはかなり地位の高い役職なので、取り扱いには注意しなくてはいけません。
また、地方政府の役人で、「書記」や「市長」「県長」なんて言う肩書の中国人と会うチャンスもあるでしょう。
全く職責がことなるので本来どっちが上とか比較する必要もありませんが、中国では「市長」や「県長」の上に共産党の「書記」がいると思っておいてまちがいありません。
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