昨年くらいから悩んでましたが、今乗ってるMRワゴンを3月いっぱいで廃車してエブリイバンに買い替えることにしました。
普通ならスペーシアカスタムやN-BOXといったオシャレな軽ワゴンを選択するケースですが、ここまで割り切った選択を許容してくれる家族に感謝です。
今回主眼としたのは人ではなく荷物、特に自転車を運べる安価なクルマ。
しかし、軽トラックは構造上シートがリクライニングできないことから家族の許可が下りず軽バン、つまりエブリイとなりました。
エブリイの飽きの来ないシンプルなデザインは長く乗るのに最適なクルマだと思います。
スーパーキャリイのようなキャビンが大きめ(若干のリクライニングも可能)の軽トラックもありますが軽自動車規格の限界のため相対的に荷台が狭くなるので私としては中途半端に感じましたし、軽トラックは完全な2シーターですが軽バンだと万が一の際に最大4人乗車できるのも大事なポイントですからね。
スズキ エブリイ
軽トラックのスズキ キャリイに並ぶ働くクルマの代名詞的な存在で、4ナンバーのバンと5ナンバーのワゴンという2種類のタイプが存在しています。
近年では遊びクルマとしての需要が増えていて結構なカスタマイズをされるユーザーも数多くおられるようです。
私はそこまで考えてはいませんが。
歴代のエブリイを見ると大抵が7年から10年近く同一モデルが続く長寿モデルばかりで、2015年にデビューした現行型のエブリイも何度かマイナーチェンジが進んだためか一部グレードの整理が行われており、私の主観ではありますがモデル末期に突入している感じはします。
エブリイワゴンとエブリイバンを比較すると、快適装備が結構削られているのは事実です。
- 電動スライドリヤドア → 手動スライドリヤドア
- オートエアコン → マニュアルエアコン
- リヤシートのスライド → スライドなし(4ナンバー登録のため)
- キーレスプッシュスタートシステム → 通常のキー+リモコンボタン
エブリイワゴンのキー
エブリイのキー
主だったところでこんな感じでしょうか。
しかし、それを補って余りあるのが安価な軽自動車税と安価なタイヤ。
長く乗っていると効いてくる維持費が軽減されるのはありがたいですね。
しかも、今回選んだJOINターボ4WDだと、下位グレードだとオプションとなるデュアルカメラブレーキサポートなどの安全装備も標準装備されています。
豪華装備は不要ですが、バンといえども安全装備はしっかり備えておきたいところです。
リヤシートも前後スライドこそできませんが、ワゴンと同じような感じに見えます。
紹介されたディーラーでワゴン、バン両方並べていただきましたが私には上で挙げた装備の有無以外に大した区別がつかず、それならバンで良いと納得して選ぶことが出来ました。
アフターパーツは純正はもちろん社外品を含めると本当に豊富で目移りします。
元がシンプルなのでどういうカスタマイズをしても似合うのが良いですね。
つまり、快適装備が欲しい方はワゴン、シンプルなクルマが欲しい方はバンという訳ですね。
個人的にはスイフトのオプションで選べるプレミアムシルバーメタリックが選べたら良かったのにと思いましたが、それ以外は満足しています。
これからクルマの買い替えを考えている方が必ず考えなければならないのがガソリン車から電気自動車への転換を政府が考えていること。
2030年には純ガソリン車の新規登録が出来なくなるなど言われていますが海外の情勢なども考慮に入れる必要があり、現状は極めて流動的です。
誤解のないように言うと、現状新車販売の主力となっているハイブリッド車は2030年の時点では問題なく運用できると私も考えていますし、政府もハイブリッド車を潰そうとは考えていません。
なぜなら、現状の電気自動車を主力に据えるには様々な面で問題が多すぎるからです。
しかし、日本の弱点である外国からの圧力がどこまで日本の自動車産業に悪影響を及ぼすのかが読めません。
慢性的な外交音痴の日本ですから外圧によって未来がどう変わるか全く想像できないので、現状は極めて流動的としておきました。
私は乗っていたMRワゴンが限界を迎えつつあったこと、自転車が運べるクルマが欲しかった事からエブリイとしましたが個人的には最後の純ガソリン車を買ったつもりです。
2030年以降、何らかのタイミングで純ガソリン車が道路を走れなくなる日が必ず来るでしょうから、その日までエブリイを楽しみたいなと思っています。