この間、車で移動中、ラジオでさだまさしさんの『関白宣言』を聴いた。
懐かしい~!!
特にさだまさしさんは好きじゃないけど、この歌は名曲よね。
反発する女性もいるかも知れないけど、ココロの奥底では、
『黙ってオレについてこい!!』
そう言ってくれる頼もしい男性は魅力的。
言うばっかじゃダメだけど。
そのなかの歌詞に、
『姑小姑 賢くこなせ たやすいはずだ 愛すればいい』
そんなコトバがある。
確かに簡単だ。
愛したらいい。
でも、愛せない・・・!!
初めての出産。
痛いのは仕方ない。
誰でも経験すること。
陣痛が始まり、本当に死ぬほど痛い。
それから4時間後くらいに看護師さんが来て
『子宮全開になったから、分娩室に・・・。』
その時、急に痛みがなくなった。
何でなのかな?
出産経験のない私はこんなものなのかな?って思っていた。
分娩室に行って、お産の準備。
医師があわてて叫んだ!!
『心臓止まってる!!!』
私は何がなにやらわからないでいた。
さっきまでの激痛はまったくない。
看護師さんが突然私のお腹の上に乗ってきた。
馬乗りで・・・。
え~!!何をするの???
看護師さんが必死に押し出すように私のお腹を押す。
医師は、必死に吸引している。
『産まれました!!!』
でも、声が聞こえない・・・。
ぼんやり医師のほうを見ていると、赤ちゃんにストローか何かで、吸引しているのが見えた。
しばらくしたら
『んぎゃあ!!!』
大きな声が聞こえた。
はじめまして、私の赤ちゃん・・・。
どうやら、彼女はへその緒が首に3重も巻きついていて、産まれる直前に首吊り状態になってしまい、仮死状態で産まれたらしい。
アプガースコア5点。(仮死状態の程度)
母子手帳に書いてあるこの言葉は何のことかわからなかったけど、知り合いの医師に聞いたら、娘はけっこう危ない状況だったらしい。
正常で産まれて、8点~10点。
一刻を争うそんな状況だったから、普通は行うであろう切開をしていない。
・・・。というか裂けちゃいました。
(経産婦さんならわかると思います。この表現でカンベンして下さい・・・。)
おまけにお腹を強く押されたため、脱腸。(痔・・・ですね。)
次の日。
朝早くから、彼のご両親が来ました。
私は座るのも歩くのも痛くて、(下半身はボロボロです・・・。)必死に対応していました。
そんな私の様子を見て、彼のお母さんは
『息子(彼)もへその緒が巻きついたまま、産まれてきたよ。
私は全く平気だったのに・・・。
アンタ、だらしないね~・・・。』
悪気ないのかもしれないけど。
愛せると思う?