たかこ | 『オトナ楽しい絵本実話ネタ』~絵本は心の鏡~

『オトナ楽しい絵本実話ネタ』~絵本は心の鏡~

今をときめく絵本セラピー。
大人は、絵本の短い行間に、これまでの知識や経験、価値観を投影して、”心の鏡”とするらしい。
質問に答えてみて欲しい。
今の心の状態がわかるかも…。

今日は平安時代の歌人小野小町の忌日に因んで『小野小町忌』だそう小野小町



幼い頃、社会に出て自立してバリバリ働いている女性に憧れていたので、平安時代にこんなに名を挙げた女性がいるなんてヘ(゚∀゚*)ノ!



と感激したものだ。



今は毎日家でゴロゴロしていたい。




たかこ



作: 清水 真裕
絵:
青山 友美
出版社: 童心社




ある日、ぼくのクラスに転校生がやってきた。名前は「たかこ」。
平安貴族の格好をして、「いと はづかし。」なんて言って昔の人みたいだ。
となりの席のぼくは、だんだん仲よくなったけど、みんなと違うたかこをよく思わない子も…。
そんな中、出かけた遠足で、雷と雹にあってしまったぼくたち。
大パニックのクラスをすくったのは、たかこの十二単だったんだ。

審査員の満場一致で優秀賞に決まったという本作。
「みんなちがっていいんだよ」というメッセージをあたたかく、そしてユーモラスに伝えます。



小野小町は当時の女性の例に漏れず、謎の多い女性なので、人々の想像、妄想で人物像が作られている。




一番の希望的な妄想は、クレオパトラ、楊貴妃と並んで、世界三代美女だというところであろう(あくまでも日本人曰くね)。

小野小町の美醜は確かめようがないが、間違いない真実は、彼女は和歌のセンスの良さが際立っていたという事。


そして、「こんなステキな和歌を詠む女性は美人であろう平安


という希望。



でも本当に、御簾越しながらでも、接すれば接するほど、心奪われる女性だったのかもしれないハート



小町の美しさに心奪われた少将からの求婚を断るために、小町が


「百日通って来たら求婚を受け入れてあ・げ・るグラーデション


なんて言ったもんだから、少将はがんばって百日通いつめたというエピソードがあるくらいなのだ。



中毒性のある女、小町




少将は百日目で大雪が降って、途中で凍死しちゃったらしいけど汗



せめて真冬じゃなかったら…。



というわけで、(たぶん)すごい魅力の持ち主、小野小町の『小野小町忌』にかけて選んでみた「たかこ」。



学生時代の古典の点数を思い出してみると、微妙に笑えない一冊だ。





Q 最近の『いとをかし』な事ってどんな事?



A 昨夜(一昨晩?)の満月かしら満月


   マジメか(`∀´)!


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