とにかく物覚えがよかった。
誰がいつどんなことを言ったのか、いつどんな出来事があったのかを逐一覚えていたお子さんだったよ。
よく家族にそんなことまで覚えてるの?ってびっくりされてました。
小学校低学年の先生が素晴らしい先生で、人の話を聞くことの大事さ、聞く姿勢を教えてくれてそれ守ってました。
「話している人の目を見る。」
これが一番大事だね。
だから授業もすごく熱心に聞くから勉強も出来たし、作文もいいもの書いてたし、絵も何とか展に入選したり、おまけに足も速かったからキラキラした幼少時代だったな。
中学でも勉強には苦労しなかったんだけど、高校に入ってから途端に授業受けてても頭に入らなくなってきちゃったな。
きっと恋とか愛とか、雑念が出てきちゃったんだね。
私は高校は親元離れて寮に入っていたから浮かれていたのか環境が変わったせいなのか、高校1年の前期に受けた授業のテストは本当に悪くてショックだった。
特に世界史と科学。
アッバース朝?アイユース朝?アレキサンダー大王?モル?スイヘイリーベ?ナンデスカ、ソレ?
部活もやってたから毎日くたくたでよく居眠りもしてたし、大会の度に公欠で休むから余計に着いていけないし、でもクラスは進学コースだったからみんな必死で勉強してるし、差は広がる一方で本当に入るコース間違えました。
体育コースもあったからそっちに入ればよかったと、今でも思う。
興味があることに対しての物覚えは今でもいい。
仕事も熱心だからすぐ覚えちゃう。
でも雑。
課題はそこだね。
そこそこ生きると自分に必要な情報とそうでないものを処理するようになっちゃうから、興味ないことはあまり覚えられなくなっちゃうよね。
何でも吸収できた幼少時代が懐かしい。
戻れるものなら戻りたいな…。