小児循環器学会が開催されています。
今日は、アメリカのロマリンダ小児病院でお世話になった、ベイリー教授が出られます。
しかし…
今日は仕事で参加出来ず、とっても残念です。
ベイリー医師は新生児に対する心臓移植手術を世界に広めた方と聞いています。
私は聡太郎が医療の中で、大変に恵まれた環境に生きられたことを本当に奇跡的な巡り合わせだと感じています。同時に幸運であり、幸せでした。
ただ、これだけの奇跡的な巡り合わせがあっても、今、生きられていないことを素直に残念だとも思っています。
この残念という気持ちは「悔しい」という気持ちと表裏一体なのですが、同時にこれだけの医療が尽くされても生きられなかった。という思いは私の支えでもあります。
医療が尽くされても、それが実感できない場合、遺族は大変苦しむことになるからです。
医療が尽くされたと感じられた時、初めて遺族にとっては「死」が「寿命」だったのだと思えるようになるのではないでしょうか。
遺族になった先に、今ある私でいられること。
聡太郎を支えて頂きました、本当に多くのご支援頂きました皆様に心より感謝しております。