男子浴室のモミジが今年も見事に紅葉を始めました。
本日は曇天なのでモミジの艶やかな彩りにやや陰りがあります。
しかし、このモミジだけはいつも最高にきれいな紅葉をします。
男子浴槽の大きな1枚ガラスに映える紅葉は素晴らしいものがあります。
また、モミジの下には緑の苔も絨毯のようにきれいに生え揃っています。
日本庭園の風情がまさに楽しめる季節でもあります。
さて、8月から早々台風が襲来し、9月も21号24号と大きな台風の被害があり、上半期の収益は前年比を割っておりましたが、10月~11月の天気は順調で、既にプレー収入は前年比を上回っております。
これも皆様のおかげと感謝申し上げます。
まさにお天気商売の難しさに一喜一憂するのもゴルフ場の因果とは言え、一歩でも前に進むことを考えなければなりません。
めっきり減ったキャディの応募、特に新卒者の応募はまったくありません。
給与よりも労働条件を優先する新卒者、汗水たらして一生懸命働くというよりも頭を使ってスマートに稼ぐことが現代の若者の職業選び方のようです。
それだけにキャディ付きプレー形態のゴルフ場の危機と言っても過言ではありません。
今後は、キャディ獲得に高い賃金での雇用を余儀なくされ、どんどん収益が悪化するゴルフ場も増えてくると思います。
「キャディ付きか?」「セルフか?」
ゴルフ場のステータスと経常利益を懸けた壮絶な選択を余儀なくされています。
勿論、当倶楽部はキャディ付きプレースタイルが基本のゴルフ場です。
できることならキャディ付きプレーを堅持したいのが本音です。
しかしながら、どのような策を講じても35組平均のキャディを維持するのが限界になっています。
そうなれば、キャディの足らない分はどうすればよいのか?
年間4万人以上は入れなければならないゴルフ場のプレー単価が足枷になっています。もし、年間3万人の来場者でやっていくには、プレー単価を平均4,200円ほど値上げしなければなりません。しかもキャディを常備30~35人程度確保しなければなりません。
成田市周辺は空港関連の企業や商業関連の事業所が多くあるので、全くの人手不足に陥っています。人件費が相当経営収支を圧迫しますので会員相互の協力(高額な年会費)が必要とされる場面も出てきます。
ここ数年は人手不足が続くと思います。それ以外は、海外の労働力に依存せざるを得ません。現在の段階では、ゴルフ場のキャディに関しては外国人の就労が長期にわたり認められておりません。
いずれにしても製造業やサービス業ではロボットを多用し、外国人就労者を増やさざる現状は長期にわたって続くものと思われます。
電車に乗れば、乗客の半数以上がスマホを片手に画面で何かをやっている時代です。
ゴルフのマナーも変われば、その楽しみ方も大きく変貌する時代となっています。
トレンディの中に昔ながらの良さを懐かしみ堅持しようとしたところで、時代の波の衝撃は津波のように大きく古き良き時代を変貌させてしまうような気がします。
昔の確執にとらわれず、お客様にどのようにゴルフを楽しませるゴルフ場にするかが今後最大の経営課題だと思います。
ゴルフ場は万人に夢を売るディズニーランドとは違います。
選んだゴルフ場で選ばれた人がゴルフを楽しむところです。
苦情「お客を入れ過ぎて回りが悪い」
答え「雨が降ったらすぐキャンセルするでしょう」「晴れた日ぐらい少しはお客様を入れさせてください」
苦情「セルフが多くてコースが荒れる」
答え「コース作業をキャディやシニア人材を活用して整備しております」
些細なことでイライラして、他のお客様と口論、マスター室に怒鳴り込む、
「支配人を出せ、社長を出せ」
いつでも出ていきますよ。
仰せごもっともなことなら素直に真摯に改善も謝辞も致します。
しかし、明らかな気まま我儘は、それなりに対処させていただきます。
当倶楽部は、支配人以下、役職者全員が「不当要求防止責任者講習」を受講済みで日々、その成果を発揮しております。
あまり無茶苦茶を言ってキャディさんやか弱い従業員を虐めないでください。
はなはだ失礼な言い方をしましたが、ご来場者の皆様にはすべての方にゴルフを楽しんでいただきたい一念で申し上げておりますので悪しからずご了承をお願い致します。