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TNX 都筑 の よもやま話

ティーエヌエクス・ジェイピーの都筑諒一のブログでございます。
tnxではありますが某なんちゃら娘。のプロデューサーがやってる事務所とは何の関係もありません。tnxはうちが本家本元です。取りたかったんだろうなぁ、tnx.jp。

どうも半年ぶりです。

どうにも筆不精が真価を発揮しているようでこんなブランクが空いてしまっていました。今日はいささか辛気臭い物騒なお話です。

先日、交通事故で一人の知己がこの世を去りました。享年50歳、まだまだの年齢です。

この事故は不幸と言うしかありませんでした。原付きで通勤途中に右手路地から一時停止無視をして侵入してきた自転車と出会い頭に接触したのです。衝突したのは右前輪側面だったようです。そのまま右に倒れ側頭部を強打、意識不明になったということでした。普段は自転車で通勤などしなかった「加害者」の男性は何故かこの日自転車で通勤をしたのだとか。まさか、一時停止の先で向かってくる車両があるなんて思いもしなかったのでしょう。誰が通報したのか本人が通報したのか、駆けつけた警察に「危険運転致死傷罪」容疑で現行犯逮捕されたといいます。

意識をなくしていたその知己は、救急車で日赤病院へ搬送され、そこから職場に連絡が行ったようです。事故は土曜日。職場で「うちの従業員が事故にあった」という速報だけを聞かされました。重体という状態が続いて週が明けて月曜日の正午頃、ついに意識が戻ることなく息を引き取ったと。誰のことか聞いて知っていた私はショックでしかありませんでした。前日の金曜日にも普通に話をしていた人物です。訃報に接した当人を知る人の大半がショックを隠せない・・・そんな感じすら受けました。
「ろくな死に方しないね」と冗談混じりに笑いながら話したこともあったんですが、よりによってそんな事故で死ななくてもいいじゃんか・・・そう思ったものです。

そして、その週末。通夜と告別式がありました。告別式は仕事の関係で出向くことができないことがわかっていたので、せめて通夜には出ようということで仕事帰りに斎場に寄りました。そこで当人と対面して言葉を失うことになります。

「死に化粧」ってあるじゃないですか。どうしても血色が悪くなってしまうので、最後のお別れのときのためにと化粧をするっていうアレです。その当人の死に化粧・・・真っ白なんですよ。なんつーんだろ、おばはんの厚化粧ってレベルのそんな感じ。多分、側頭部を強打した時に顔面も摺ったのでしょうね。その傷を見えなくするには厚く塗るしかなかったんだよ・・・そんな声がどこかしらか聞こえてくるような・・・そんな死に化粧でした。当人の被っていたのはハーフヘルメット。フルフェイスだったらこんなことにはならなかったのかもしれない。首の骨は折れたかもしれないけど、顔は無傷だったかもしれない。大ダメージを受けたであろう側頭部までは流石に見ることができませんでした。

痛かったのかな・・・本人、何が起こったかわかってたのかな・・・
人間って顔面を強打すると一時的に感覚が消失するものです。頭部に衝撃が加わった時点で意識を失ってなければかなりの痛みに苛まれたはずです。苦しまずに死んだのだったらそれがせめてもの救い・・・救いになってませんけどね、死んじゃってるから。でも、死なずに生き残ったとしても元には戻らないくらいのダメージを体に受けたでしょうから、どちらが果たして本人にとって幸せだったんだろう。。。って思っちゃいます。
当人がどうかは別として、家族としては生き残ってほしいと思うものなんですが。