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スグルが何気なく呟いた一言。

「国公立医学科に現役や一浪で入ってくる人は

 超進学校でも上位でないと駄目なんだなぁ・・・」


この事について、

関西の難関校(男子校)に通わせている方より

下記のようなメッセージを頂いた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


我が家には中学生の子供がおりますが、

おっしゃるとおり医学部は

難関校でも上位10%~15%につけていないと

合格できません。

中学生も二年生ともなると、

成績上位層、下位層の二極化が顕著になります。


トップ層をキープしている子供たち以外は、

ハイスピードの授業、膨大な宿題の日々に

疲れを見せはじめています。

どんなに頑張ってもなかなか上がらない成績に

意欲を失いかけている友人や、

不登校のクラスメイトの話を息子から聞くたびに

胸がいたみます。

大喜びで入学した中学校で大きな挫折感を味わい

心を閉ざす思春期の少年たち…。

いくらでもやり直せる中学生の早い時期から、

劣等感を抱き、

もがき苦しみ葛藤する子供たちの姿に

中学入試のよい面だけでなく

弊害もあることを思い知らされました・・・。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



私は、私立中学受験に敗れた側なので、

まさか成功された方にお読み頂いているとは露知らず、

 
  
『いつも私を励まし、元気づけてくれるこのブログは

             私の子育ての教科書です。』




とまでおっしゃって頂ける事は本当に有難く

ブロガー冥利に尽きると思う。



しかし、難関校での実態を知るほど

世の中の親達からは眩しい程の難関校の生徒達でも

こんな目にあっている事に胸が痛む。




さて、皆様は知っているだろうか?

あの受験の神様、「和田秀樹氏」も、

実は灘校での落ちこぼれであった事を。


今や受験の神様と言えば「和田秀樹氏」であるが、

そもそも、和田氏が受験技術に目覚めたきっかけは、

彼が灘校で落ちこぼれたからなのだ。


和田氏は中学受験で灘校に5番で入学するも、

「灘校に受かれば遊んでいても

    東大にいけるんやからトクやで!」

と言われ続けていた母の言葉を信じて

まったく勉強しなかったら、

あっという間に下位に転落。


初めは高卒であった母親の血筋が悪いのだと

本当に信じて、親を逆恨みまでしたという。


和田氏の両親は大学受験の

本当の意味での厳しさを体験していなかったので

灘に入れば本当にエスカレーター式で

東大に受かると信じていたフシがあった。


しかし、大学受験の厳しさを知っている高学歴の親達は

たとえトップ校に受かっても遊び呆けていれば

痛い目にあう事を良くわかっている。


だから、勉強と遊びを両立させながら

成績も上位をキープする賢さを備えている。


中2で和田氏はあまりにも成績が下がってしまったが、

いったい何から手を付けてよいのかさっぱりわからないし、

どの教科もずっと先に進んでいて巻き返せる気がしない。


そこで、手始めに、英語を一人でコツコツ勉強する事にした。

英語圏に住んでいれば誰でも英語が話せる。

頭が悪くてもなんとかなるだろうと単純に考えたからだった。

そう決めてからは、他の教科はぼろぼろだったが、

英語だけは模試などで良い成績が取れるようになった。


そして、英語での自信を深めてから、

次に最大のネックになっていた数学に取り組む。


灘校などのような難関校で

中一、中二で授業についていけなくなると、

もう勉強量ではトップ層についていけなくなる。


出来る連中は、

和田氏が一時間かかって解くような問題を

ものの10分~20分で解いてしまう。


これでは、同じやり方でいくら頑張っても

トップの連中との差は縮まるどころか、広がる一方。


そこで、トップの連中に追いつくには

彼らとは違うやり方、つまり勉強の量ではなく

「質」で勝負するしかない。


それがきっかけで、あの有名な「暗記数学」

と呼ばれる方法論を編み出したのだった。


難関大学も恐くない 受験は要領 たとえば、数学は解かずに解答を暗記せよ (PHP文庫)/PHP研究所

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「暗記数学」を始めたきっかけは

自力で解く事にこだわっていたのでは、

到底、灘校の定期テストに太刀打ちできない。


そんな時、優等生のノートを

手書きで写したものをコピーして

売りつける同級生がいた。


灘の定期テストでは

演習の授業でやった180題の中から

同じような問題が出題される。


当時、和田氏は落ちこぼれていたので

とてもじゃないが、

すべての問題を自力で解く余裕はなかった。


そこで、模範解答屋からコピーを買って、

ひたすら解法を覚えていくやり方をしてみた。


すると驚く事にこれまで取った事のないような

高得点を叩き出す事に成功する。


これはいけるかもしれないと

それからは自力で解く事にこだわらず

ちょっと考えてわからない問題はすぐに解答を見て

解法パターンを覚えていくやり方に変えた。


それと同時に、解答屋でさえ、

その商売?を始めてから

急に数学の成績が上がっていた。



従来の数学教育では

「少ない知識をもとに自力で解答を導く」

ことが良しとされていたので

数学教師は

「解けるまで何時間でも考えろ。」

と指導する。


しかし、その方法では

数学が苦手な人には苦痛しか与えない。


数学が苦手という事は、

そもそも暗記している解法パターン数が少ないから

苦手なのである。


それに比べると「暗記数学」は

圧倒的に効率よく解法をストック出来る。


しかし、この方法では、定着率の点では劣る。


そこで、必要になるのが徹底した復習と反復。

きちんと定着しているかどうか不安な時は

同じ解法パターンを使って解ける類題にチャレンジし、

定着率を測る。



子供に勉強をやる気にさせる有効な方法は、

「良い点を取る」「いい点を取らせる」事。


要するに自分は賢い、少なくとも馬鹿ではない、

やれば出来ると思わせる事が勉強をやる気にする。


この方法を世に示した事で、

劣等生達に勉強へのあきらめを取り払い

勉強をする気にさせたというのは大きな功績。

これぞまさしく

『ピンチはチャンス☆』
なのだった・・・。

                      
 



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