『中学生時代は勉強の仕方を模索する時期』

とはスグルの意見。


スグルは中学時代
私立中学受験塾があまりに過酷であったため、
その時の自由時間を取り戻す為といっていいほど、
彼自身勉強はあまりしなかった。


それでも試験前に少し根を詰めて勉強しさえすれば、
上位を維持する事は簡単だったという
私立中堅校、中学時代。


しかしスグルは上位ではあってもトップではなかった。


それに比べて、地元公立中学、高校から一浪で入学してきた
スグルの医学科同級生である秀才の友は
中学生時代はずっと学年トップであったという。


音楽や体育までもトップであったというから恐れ入る。


彼は幼い頃からピアノを習わされ、嫌々習っていたにも関わらず
絶対音感を持つという異才の持ち主。
スグルと同じJAZZサークルのメンバーだ。


スグルが聞いた彼の勉強方法は、『教科書丸暗記』法。

すべての教科において、教科書をすべて『丸暗記』していたという。

だから、中学時代の試験はすべて『満点』。合格
したがってずっとトップ。


玉石混淆なる公立中学であっても、
教科書をすべて暗記し
すべての教科において満点をとるという事は
至難の業だ。



だから、私立中学受験で失敗し、希望校でないと嘆く前に、
まず、今この現状で、すべての教科において
満点をとれるほど努力しているか?
という事を今一度自分問い、そして課してみてほしい。


それがどれほど大変なことなのかわかると思う。


スグルが医学科に入学し同級生を見ていていつも感じる事は

『彼らは努力の桁が違う』という事。



中学時代はとにかくすべての学科の教科書を丸暗記して、
その教科書のどこから問題が出ても
すべてに答えられる程暗記する。


それぐらい努力して、
はじめてその後、
自分なりの勉強法が見つかるのだ。



ただ、高校になるとこの『教科書丸暗記』法も限界があり、
『丸暗記』法から応用していかなければ、
成績は逆に落ちていくという。



スグルの私立中堅校では中学時代、
常に二位をキープする同級生がいたが
彼の勉強法もまさしくこれ。


しかし中学三年生になり、勉強が高校生の範囲になると同時に
彼は順位から消えていったという。


勉強方法も、その学年に応じて自分なりに応用し変えていかなければ
トップを維持する事は難しいという事だろう。


中学生時代なにより一番大切な事は

毎日勉強する習慣をつける事だ。


中学生時代に毎日、二時間~三時間勉強する習慣をつければ、
高校になればそれが五時間~六時間でも
一人で勉強する事が可能になる。


そして大学受験において
長時間、勉強に耐える事が出来るようになる。


その礎をつくるのが、
まさに中学生時代の勉強習慣であると言えよう。


勉強の習慣さえきちんとついていさえすれば、
いざ大学受験になった時でも
医学部専用の予備校に何百万円もかける必要はない。


この手の予備校というのは、寮であり、
勉強習慣のない受験生達の日常を管理する事が目的で
その対価があの高額な料金なのだ。


では、具体的に英語勉強法から。


日本の英語教育はあまりにも授業時間が少なすぎる。


公立中学は特にそうで、私立中学に圧倒的に負ける要因は
まさにココ。


したがって、英語は
家庭学習にかなりの時間を割かなければならない


一般的に言葉の学習というのは、段階式で、
習った事はすべて完全に覚えておくことが必要となる。


その点、中学の英語の教科書は、
すべて必須事項のエッセンスを集めて作られている
ので、
出てくる単語、熟語、構文は全部、完璧に覚える必要があり
これは結構大変な事。


“ことば”である英語を学習する際、
声を出して暗記するという事がとりわけ重要となる。


しかし実際には、英語を覚える際に、
紙に書くだけで覚えようとする人が圧倒的に多い。

能率の点から言うと口で言いながら記憶するほうが断然効果的。


一番良いのは、常に口で唱えながら、かつ書いて覚えるというのが
最も理想的な覚え方となる。


これは英語だけにとどまらず、社会の地名、人名や理科の暗記、
国文法、理数の公式などすべてにおいて言える事で、

覚える際に声を出すという単純な動作を加えるだけで
記憶の強さ、持続時間が飛躍的に伸びるのだ。



《中学生・英語の具体的勉強法》は以下。


①教科書を声を出して、繰り返し読む。読む事によって覚える。

・・・英語学習では文を丸ごと覚えるという事が非常に役だつ。
   そうすればその文の文法も単語も熟語も完全に自分のものとなり
   自由に使いこなせるようになる。

②基本文や新出単語は口で唱えながら書いて覚える。

・・・最低限、これだけは完璧にすらすら言えて書けるように覚える事。

③英検に挑戦して励みにする。

④ラジオ英語講座を聞く。(基礎英語・続基礎英語など)


中学で習う英語は、英語圏において幼稚園児程度の内容

難しいと思うならそれは覚え方が足りないと自覚してほしい。


中学一年から習う英語は日本のいわば“ひらがな”に匹敵する。

この時期に英語の勉強方法を身に付ければ、
その後、ずっと英語が得意になるが
反対につまずいてしまうと、
一生英語嫌いになってしまうから注意が必要だ。


最終目標である大学受験において、
一番大切な科目は何か?と問われれば、
私は『英語』であると思う。


『英語』ができなかった為に医師の道を断念したというのは
意外によく聞く事なのだ。


大体医師を目指す子供というのは、総じて理系科目が得意だが、
反面、文系科目が弱いという面がある。


英語という教科は勉強の総量が多い。

語学だから国語と一緒で一朝一夕にはマスター出来ない。


特に大学受験を考える時、
文法や単語の意味を問うような問題ではなく、長文の問題が多い


そもそも英語が苦手意識の根本原因は
「単語力」が無いことに尽きる。


世の中には

「日常英会話は1000語ぐらい基本英単語を覚えていれば大丈夫。」

などと言う人もいるが、それは日本語でいう幼稚園レベル

満五歳になった幼児の持つ語彙数は約1,050語前後といわれている。

また、小学生レベル:5千~2万語、中学生レベル:2万~4万語、
高校生レベル:4万~4万5千語、大学生レベル:4万5千~5万語となる。

基本英単語1000語では幼稚園児の語彙数しか持たないという事なのだ。

そんな語彙数ではたしてまともな会話が成りたち、
本が理解できるのだろうか?

だから最終的に大学受験なら最低、
5000語ぐらいは覚えなくてはならない。

英語が苦手だと思う前に、

見れば意味がわかる」程度の英単語を
少なくとも5000語を仕上げる事を最終目標とする。



大学受験用の単語集をきっちり仕上げれば
そこまでは行くのだ。


そうすれば、長文を読む時、まったく知らない単語が出てきたとしても、
前後の文脈から推測ができるようになる。


その前段階として、中学生の英語はとても重要。



スグルの医学科同級生が実践していた、
『教科書丸暗記』勉強法

以上の事からも中学時代の勉強法としては
最適だと言えると思う。



そして、その努力は、子供の将来において
唯一の資産となるのだから・・・。

                        (つづく)


                      

 
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