最後にお借りしているお写真以外、
ゆづるくんも、
スケートも、
全く出てこない記事です。
子育ての愚痴です。
それでもよろしければ、ぜひ、お付き合いくださいo(^-^)o
私は子どもの頃から文章を書くのがすごく好きで、
小学生の頃なんて、ほんとにね、あっという間にいくらでも書いちゃうよって子だったの。
ウチのムスメも、
作文は結構得意みたい。
でもねえ、そういう子でも、
読書感想文っていうのは、書けないんだよね・・・・。
「とっても面白かった」
「どこもかしこも、最初から最後まで、ぜんぶ面白かった!」
それでいいじゃん!!!!
そうやって、
本を読むって、楽しいなあ~、
もっともっと読みたいなあ~、
次は何を読もうかな~、って
どんどん読んでるだけで、いいじゃん!!
読んだ物語について、
「感想」を書くなんていうのは、
中学になってからでいいと思うんだよ。
高校ぐらいでいいかも。
このくらいになると、
物語の中の人物に対しても、
自意識がぶつかるのを、自然と感じてくるからね。
小学生のうちは、
登場人物になりきって、
一緒に泣いたり笑ったり、
冒険したり、
そうやって、物語の中で起こったことを、
あたかも、自分の人生の一部のように感じることで、
人生経験を広げ、
感情の幅と深さを増していくんじゃないかなあ。
だから、「感想文」を書くために、
物語と自分を切り離して「考え」させるのは、
なんとも不本意な作業なんだよなあ。
それでも、最近は、
「読書感想文シート」みたいなワークシートを配ってくれるようになったので、
だいぶ、親も楽になってきた。
上の子(今、中1)が小3で、
初めて我が家の子どもたちの夏休みに読書感想文が課せられたときは、
大変だったよ。
私も夫も、読むのも書くのも大好きなんだけど、
それでも、読書感想文は苦手。
そもそも、書き方を習ったこともないし。
ムスコに訊いてみると、
学校でも、全く何の説明もなく、
ただ、書いて来いといわれたらしい。
普通は、小3の男の子というのは、
先生の指示なんて、右の耳から入って左の耳から抜けていくのが当たり前、というか、
片耳にでも入っていれば、まだマシな方。
そもそも、最初っから、耳の穴をかすめてもいない、
そんな子が大半だ。
だから、
口頭のみの説明で「書いて来い」と言ったとしたら、
とにかく、親に任せるってことなのかな?
念のため、確認してみた。
クラスメイトのママたちで、上のお子さんのいるママたちにね。
そしたらやっぱり、
「説明なんて、何にもないわよお~」、
「だから、親が書くしかないわよお~」という返答。
しょうがないので、
ネットで検索し、
どこそこの読書感想文コンクールの入賞作品だのを、
いくつか読み漁って、夫婦で研究してみた。
その結果わかったことは、
「何を書いても良い」ということ。
読んだ本と、何か関係のあることを書いていれば良くて、
あとは、作文としての読み応え次第の問題になってくるのだ、ということ。
でも、こういう条件で子どもに書けといっても、
すごく難しい。
よくあるパターンが、
「主人公の行動を読んで、自分が思い出した似たような経験や、
似て非なる経験を書く」というものだけど、
たいていは、
書いているうちに、嫌になってくる。
嫌気が差してくる、と言ったほうが良いだろう。
だって、
面白い物語であれば、あるほど、
その主人公の経験に比した自分の経験なんて、
面白くもないし、
驚くべきことでもないし、
非日常的でもない。
そして、
残念なことに、
今のこどもたちは、
自分の足で野山を駆け巡って、
珍奇な生物にであったり、
不思議な自然現象を目の当たりにしたり、
そういう「自前の感動」を得る前に、
テレビやゲームの中で、
「いろんな経験」を、広く浅くしちゃっている。
だから、
自分の経験の中に、
「他人に話したいくらいの、鮮やかで感動的な経験」を積み重ねていくことが、
結構、難しくなっているんじゃないかな~って、思ったりもする。
「そんなの、テレビで見たことあるよ」
どこに連れていっても、
そんな子どもの一言で、がっくりしたこと、ないだろうか?
だから、
やっとやっと、
面白さを堪能できるような物語に出会っても、
それに対して、連想したり、思い出したりするような、
鮮やかな印象を持った「自分の体験」を対峙させることは、
小学生にとっては、すんごく難しいんじゃないかなあって思うんだよ。
「とても僕は、こんなところには住めないと思いました」
「自分で作っちゃうなんて、すごいと思いました」
「大変だなあと思いました」
せいぜい、これ?
これだけでも、自分で書けたら、すごいよ。
褒めてあげようよ。
でも、それじゃ、ダメっぽいようなんだよな、感想文。
だから、「親が書いちゃう」だよな。
しかも、プライドの高い子は、もっと大変だったりする。
主人公に対して、すごい、えらい、立派だ、というために、
自分が劣っていることを書かなくちゃいけないとしたら、
そんなの絶対に嫌だ!みたいな子もいる。
だからねえ、読書感想文は大変なんだよ。
それで、我が家の小3ムスメが今年、どんな感想文を書いたかというと、
こんな感じ。
グリムの「怖がることを覚えに旅に出た男の話」を読んで。
要旨:
何が起こっても、怖がらない若者の話だった。
そんなにも怖くないのだったら、お化け屋敷入ったときに便利だなと思いました。
この、「お化け屋敷に入ったときに便利」っていうポイントは、大人には出てこない着眼点じゃない?
きっとね、児童館とかのお化け屋敷に、お友達などと入ったときに、
自分の怖がりの気持ちと戦っていたんだろうね。
本当だったらさ、
そこの部分をメインに作文かかせるべきなんだろうけど、
原稿用紙3枚じゃ、なかなか難しいね。
そもそも、「こんな話でした」って粗筋書いて、お話しを紹介するだけで、
どんなに文章力のある子だって、
2枚くらいかかっちゃう。
粗筋って、難しいんだよね。
で、状況説明や自分の気持ちの説明を含めて、残りの400字で書くって、
実はすごく難しい。
細部を省略して大筋だけを書くのって、
子どもには結構難しいことなんだよ。
子どもだからこそ、
細かい部分、細かくてリアルな部分にひっかかっていて、
印象深く覚えていたりするんじゃないかな。
おおまかに表現するっていうのは、
大人だから可能な、抽象化のおかげじゃないかな。
ま、そんな感じなので、
「彼女自身が書いた」という証拠のような文章が出てきた段階で、
私はOKを出して、終わりにしてしまいました。
それでも、元のお話しは30ページくらいの短編で、
粗筋は、かなり、私が要約してやったんだよ。
ムスメの「感想」につなげられる部分をピックアップしてね。
はあああ。。。。。疲れたなり。
日本の学校教育で、
いつまで読書感想文が課せられるのだろうか。
これがあるから、読書が楽しくなくなっちゃった子、多いんじゃないかな?
わくわくを堪能した後の満足感が、だいなしになっっちゃった子、少なくない気がするよ。
でもね、夏休みこそ、沢山本を読ませたいな。
だから、宿題は、読んだ本のタイトルと「印象に残ったこと」を1ページにフリーで書かせる(描かせる.絵でもいいし、単語一つでもいいよ)だけで良いんじゃないかな。
本当は何も書かなくていいと思うけど、それじゃあ、読まないで済ませちゃう子が続出だろうからね。
そして、自分で読むのが苦手な子だったら、
親が読んでやっても良いよ、ってするといいなって思うの。
自分では読まない子、つまりは、読んでも楽しめない子は、
特に、小学生の間は、
読んであげると、意外に喜んでお話しの世界に入ってきたりするんだよね。
まあ、そんな訳で、
一山越しました。
明日からは、自由研究と、
私の3ヶ月分の仕事の積み残し大掃除大会です。
(以下、追記)
ちなみに、上の子には、こんな風に手伝ってやらなかったねって、
夫と話しています。
泣きながらでも、頑張る子だったから。
でも、下の子は、気分がのらないとやらないし、
「学校に行ってからやってもいいんだよ」みたいなことを言ったり、
「じゃあ、お兄ちゃんが書いてよ!」なんてことも平気で言う。
こっちも、お尻を引っぱたく体力がなくなってるので、
手を貸してやった方が早いって、「自分に対して」甘くなっている。
ああ、これが年を取ったということなんだね。
読書感想文と自由研究は、
親子の交流が目的なのだ、と割り切ってる感ありです。
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全然、フィギュアスケートの話題が出なかったけどね(^▽^;)
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最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
最後だけ、ちょい、ゆづ。
自分の気持ちや経験を、他人に理解し易い言葉にスムーズに収束させていくゆづって、すごいよね。