「機動戦士ガンダム劇場版」上映当時の思い出 | トンデモ・シネマの開祖

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「機動戦士ガンダム劇場版」上映当時の思い出



金持ちの時計屋の息子に「一緒に着いてきて欲しい。君なら理解できると思う」というので、行ったら「機動戦士ガンダム劇場版」の一作目だった。
後で思うと、彼は僕の事を生粋のオタクだと考えたらしい。
まあ、遠からず近からずというところだが、その予想通り、僕には興味深い映画だった。

映画は2日目だったのに三分の一も入っておらずバブル期では異例のガラ空きと言っても良い状態だった。

劇場版の出口ではやしきたかじんのマネジャーさんが直接レコードを売っていました。
今でも覚えています。
「やしきたかじんが歌います。ガンダムのテーマ、レコード販売しています」と僕ら中学生にまで声を掛けてくださいました。
勿論、僕はお金はなくパンフしか買いませんでしたが、時計屋の息子はレコードも買ってました。

その後、すぐにプラモで人気になり、時計屋の息子は何故か僕にプラモを自慢してましたが、僕はあまり羨ましいとは思いませんでした。

第二作「哀・戦士」は前作と違い、大幅な書き直しシーンが加えられて上映され、プラモで儲かったのがよく分かりました。
映画館では、前作の映画とは違い『昔からファンだった」と名乗る人達がカメラのフラッシュを焚くので観れたものではなかったです。
そうです。当時は映画館で写真撮影はOKだったのです。

特にランバラルのシーンは真っ白でした。

ただ、感度の高いフィルムでフラッシュを焚かずに撮影しないとスクリーン真っ白で映らなかったはずです。
当時はデジタルではないので、その場でフィルムをチェック出来なかったのですが、家に帰って真っ白なスクリーンの写真を見て愕然としたでしょう。
今も昔も迷惑な人は多かったという事です。