クリスマスの贈り物!!(日刊スポーツより)
 ストーブリーグも終わりかけ、圧倒的に巨人の補強が目立つ中、来季の阪神優勝できる戦力か心配。若手のポテンシャルアップと今一つ上昇できなかった投手の来季の頑張りを期待する以外にない中、赤星の宣言、阪神ファンには心強い。以下、スポーツ紙・・・・

 赤星サンタが、虎党にビッグプレゼントだ。阪神・赤星憲広外野手(31)が24日、新潟県柏崎市内で行われた日本プロ野球選手会の中越沖地震復興イベントに参加。「引退するまで阪神で野球をやりたい」と生涯タテジマを宣言した。また来季は首位打者と最多安打、3年ぶりの盗塁王奪回の“3冠”へ強い意欲をみせた。

 聖なる夜にプレゼントが届いた。赤星サンタから虎党にとびきりの贈り物。イベントのトークショーで自ら切り出し、迷いなく言いきった。

 「ここで宣言しておきます。僕は何があってもずっと阪神。引退するまで阪神で野球をやりたい。メジャーに行く気はありません」

 野球人生はタテジマのユニホームで終える。そう心に決めている。しかし、近年は海外流出が目立つようになってきた。阪神からも昨年、エース井川がヤンキースにポスティングシステム(入札制度)で移籍。今月12日には藤川までもがメジャー希望を表明した。

 来季8年目を迎える赤星は、順調にいけばFA権利取得は2012年。「メジャーもすごいけど、日本の野球もすごい」。その信念はずっと揺るがない。虎党は安心してレッドの背中に希望を託せる。

 掲げる目標はもちろん、チームの優勝。そして2年間連続で逃しているスピードスターの称号だ。「来年はもう一回、盗塁王を獲りたい」。5年連続(01-05年)の盗塁王も、今季は24盗塁で31盗塁の荒木(中日)に及ばなかった。さらに「1番を打ちたい。そして首位打者、最多安打を狙いたい」。打撃部門の初タイトルも含め、3冠を公約してみせた。

 今季は首痛に苦しみ「(プロに入って)7年間で一番しんどいシーズンだった」。このオフは体を癒し、けがの克服に励んでいる。治療を兼ねて温泉を巡り、首まわりを3センチ太くする目標を定め、筋力トレの日々。「144試合でる」と4年ぶりの全試合出場を見据える。

 満身創痍でも打率3割、通算1000本安打も記録したが、「あくまで通過点。最終的には2000本安打打てるように頑張りたい」。この先もずっとタイガースで-。はるかなる目標を掲げ、レッドスターが猛虎軍団を率いる。