私が尚です。

 

まま、良い歳なので何かしら人に世話になった時にはお返しをする事を心がけているのですが、

 

贈り物をすると

 

「ナカナカ面白い物を贈ってくれる」

 

とよく言われます。

 

そういう事で良くプレゼントを選んでほしいなんて事を頼まれたりもします。

 

自分自身が特段変わった何かをしているという意識が余りないのですが、

 

選ぶときのポイントみたいなものを人に話すと、

 

「そんな所から選んでるの?」

 

とか

 

「よく観察してるなー。」

 

とか言われて非常に意外がられます。

 

元々、人との距離を一定に取って接する性分からか、

 

相手を結構冷静に見ているんでしょう。

 

だから、何かお礼の印を!となると意外とその人に合うだろう物を

 

すんなりと選ぶことが出来ます。

 

贈り物に苦慮するという人が結構いらっしゃるようなので、

 

ちょっと自分の贈り物を贈る時、物を選ぶポイントを

 

書いてみようかなー?なんて思った次第です。

 

 

・相手を思い浮かべる

 

まぁ、これがないと何のために贈り物をするのか分からないですよね。

 

贈り物は贈る相手が居て初めて成立する行為です。

 

まずは、それを贈る相手を思い浮かべましょう。

 

 

・相手との関係性

 

そして、その人と自分との関係性を定義します。

 

友人、恋人、職場の同僚、上司、顔見知り…

 

その相手と自分の現在の関係や今後の関係をどう持ちたいかという事を明確にします。

 

贈り物をしたいという思いがあるならば、関係を悪いものにはしたくないと思いますので、

 

ここでは距離を近づけたいと思うと仮定します。

 

 

・相手を注意深く観察する

 

ここで言う『観察』とは文字通り『観て察する』という事です。

 

つまり、その人を注意深く見る。

 

そうすると、その人の趣味嗜好が必ず見える。

 

好きなものでも嫌いなもの一つは必ず出てくるのではないでしょうか?

 

そして、実際に見る事が可能ならば、

 

その人がよく手にするものを観察する。

 

それは仕事上でも良いし、遊びの場でもいい。

 

見るだけではなく手にするという事は、

 

自分にとって望ましいものの可能性が非常に高いです。

 

これは人間の本能と言っても過言ではないです。

 

美しい物や好ましい物は触れたいと思うし、

 

食物ならば味わいたいとさえ思う。

 

興味や好奇心があるから触れたいと思うのです。

 

必要に迫られて触れるという事もあるでしょうが、

 

触れるものが好ましい物であれば、その瞬間に幸福になれるはずなのです。

 

その瞬間を楽しめるものを贈る。

 

そうすれば相手が喜ぶものは自ずと見えてきます。

 

 

・自分の気持ちの種類を考える

 

まぁ、とは言えここで自分の気持ちも入れる必要があるでしょう。

 

贈り物には相手が必要ですが、贈る自分という存在もなくてはなりません。

 

決して滅私してはいけません。

 

自分の気持ちを表すものを選びましょう。

 

それが直ぐに消えてほしい種類の感謝なのか?

 

自分の事を思い出してほしいとか、覚えていて欲しいとかいうものなのか?

 

それによって、贈るものを変えるというのも一つの方法です。

 

 

・自分の為に何かをしてもらった時は消え物を

 

自分が困っている時に助けてくれたというような時には、

 

消え物が僕は良いんじゃないかと思います。

 

要は食べ物ですね。

 

それこそ、コンビニで売っているチョコレート一つでもいいんです。

 

ちょっとした事で助けて貰った位ならそれでもいいですし、

 

多大な迷惑を掛けたとかなら、

 

それこそお取り寄せでしか手に入らないようなものにしたり。

 

不手際という事での贈り物ならば、その不手際を消すという意味でも、

 

相手が好むであろう食べ物を用意する事が良いと思います。

 

 

・残るものは、ワンランク上の良く使う物を

 

日頃の感謝だったり、誕生日などの特別なお祝いごとなどの時は、

 

何か残るものを贈るようにしています。

 

しかし、残るものとなるとそれなりに使って欲しいものです。

 

使うという事は、手に触れる機会が多くなるもの

 

そう、前述した

 

『相手が良く手にするもの』

 

がポイントになってきます。

 

そのモノが判明したら必ず、

 

『それよりもワンランク上の物を贈る』

 

ことです。

 

これを実践すれば必ず喜ばれるし、愛用もしてくれる事はほぼ100%間違いありません。

 

というのも、人は自分が良く使う物に関しては『事足りる』で満足する傾向があります。

 

良く使う物=消耗品だから、そんなに愛着を持つよりも

 

次々に新しい物を購入した方が気持ちよいという意識が働くはずです。

 

けれど、その消耗品をワンランク上の物にして、長く使ってもらう。

 

そうすればそこに愛着が生まれ、贈ったものが大切にしてもらうことが出来、

 

使うごとに、相手を思い出すはずです。

 

よく手にするものを贈る事によって、その回数は増すことになり、

 

貴方の存在は相手にとって意識せずとも、大きなものになっていきます。

 

 

・確実に喜ばれる贈り物はコレ!

 

と言っても、

 

相手が良く使うものなんて分からない。

 

とか

 

良く使う物が分かっても、どの位のランクのものか分からない。

 

なんて方もいらっしゃるでしょう。

 

実は

 

ほぼ100%の確率で喜ばれる贈り物

 

があります。

 

と言っても、経験上10回位しか贈った事がないのですが、

 

その10回のうち10回とも非常に喜んで貰えたので、鉄板なのだと思っています。

 

それは…

 

 

ボールペンです

 

 

結構意外なのかな?はたまた王道なのかな?

 

これ、20歳以上には非常によく喜ばれるんですよ。

 

ボールペンって、消耗品の最たるものだと思うんです。

 

1本100円ちょっと位で、100均とかだと5本で108円とかで売ってたりします。

 

替えのインクが売っていたりもするけれど、

 

プラスチック製のシャフトの場合、

 

インク交換までに床に落としたりしてシャフトが割れてしまって

 

ネジ部分が廻らなくなっていたり、

 

ノック式だと芯を出し入れするためにノックする上部のバネが変調をきたしたりする。

 

なので、ボールペンは消耗品と考えられ、

 

多くの人はボールペンには必要以上にお金を掛ける事をしません。

 

けれど、日本において

 

人が字を紙に書かないということはない。

 

多くの人間が必ず手にして、使う物なのです。

 

もしかしたら、箸を使う時間よりペンを持つ時間の方が長いのかもしれません。

 

そこに気付いた時、僕はプレゼントの第一候補としてボールペンを挙げます。

 

勿論、贈る際には100円のものではない。

 

 
 
 
 
 
贈るのが多いのがこのパーカーのボールペンです。
 
自分自身がイギリスの文化が好きというのもあるのですが、
 
このジョッターというモデルのデザインが非常に優れていると思っています。
 
それもありますし、何より書き心地が凄くよいです。
 
横書きの文字を書くのには本当に最適なボールペンですし、
 
シャフトのカラーバリエーションも豊富です。
 
きっかけは自分自身がボールペンをある方から頂いた事に端を発します。
 
当時、自分が普段使うボールペンは前述したような百数十円のものだったのですが、
 
ある時、自分に信頼を置いてくれているであろうお客さんが
 
「君は着るものに気を配ってるけど、ペンは安いもん使ってるんが気になる!」
 
と言われ、贈って貰ったのがボールペンでした。
 
仕事上、相手に署名を求める事が多いのですが、
 
確かに、信頼のおける相手からちょっといいペンが出てきてサインしてくれと言われたら
 
気持ちも変わるよなー。と思ったのがきっかけです。
 
 

・贈りたいものを贈ればいいんです

 
まぁ、贈り物は気持ちが籠っていればそれで良いと基本的には思います。
 
けれど、その気持ちを上手く表現し、相手に伝わると贈る方も幸せになれます。
 
自己満足と言われてしまえばそれまでですが、
 
自分を少なくとも満足させられないのにも関わらず、
 
他人を満足させる事なんて到底できない。
 
そうすると、より自分がどうされれば嬉しいか?っていう事を考えて、
 
適度な所で止めればいい。
 
そうやって楽しめれば、必ず相手が素敵だと思ってくれるものを贈ることが出来ます。
 
贈り物とは心の交換であり、自分の幸せを相手に分け与える行為だと思うのです。