三菱自動車のEV「アイ・ミーブ」(写真:産経新聞) |
家電最大手ヤマダ電機とも交渉を進めており、自動車大手メーカーが家電量販店で新車を販売するのは初めて。三菱自は太陽光発電システムなど環境対応製品とEVを組み合わせ、販路を広げることで、普及に弾みをつけたい考えだ。
ビックカメラでは9日から東京・有楽町店でアイ・ミーブを展示する。販売促進キャンペーンを展開し、顧客を三菱の正規ディーラーに紹介する方針。ヤマダ電機とは中古車を扱う同社子会社を通じて、展示や紹介だけでなく、販売も行う方向で交渉を進めているとみられる。納車や整備、修理は三菱自のディーラーが担当する方向だ。
また、三菱自は4日、アイ・ミーブの一部改良を発表。歩行者などの接近を知らせる通報装置を採用したほか、これまでメンテナンスリースのみだった販売方法に、現金での購入を加えた。現金購入者については、系列販売店でのメンテナンスパックを勧めるなどする。アイ・ミーブは今年4月から個人向けに発売されており、2010年度は4000台の国内販売を目指している。