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でもカネは欲しい」

そんな人たちが引っ掛かるのが、レベルの低い詐欺。

有り得ない、ってこと、小学生でも分かるのにね~ガーン

イラク、スーダンの通貨「買えば儲かる」悪質商法が猛威“被害”総額33億円超か

産経新聞 5月13日(金)0時45分配信

 イラクの通貨・イラクディナールを買えば「別の業者が高く買い取る」と嘘をついて金をだまし取る悪徳商法が、同様にスーダンポンドの購入を勧誘するケースとともに全国で横行し、国民生活センターが把握しただけでも「金を払った」との申告総額が33億円を超えていることが12日、わかった。イラクディナールを使ったケースは昨秋、京都府警が摘発しているが“猛威”は衰えず、同センターは「話にすぐにのらず、地域の消費生活センターに相談して」と注意を呼び掛けている。

 同センターが、全国の相談事例をまとめたところによると、スーダンポンドに関する相談は、昨年8月~今年3月末までで計406件、イラクディナールの相談は、平成21年8月~今年3月末で計863件。うち「金を払った」という“被害”の総額は計約33億1千万円にのぼる。

 昨年10月、大阪府の60代の女性から寄せられた相談では、女性は「スーダンポンドを購入すればもうかる」との電話勧誘を受けてスーダンポンド1200万円分を申し込み、まず750万円支払った。その後、消費生活相談の窓口を思わせるような機関の名称を語って「あなたが契約した業者は詐欺業者だ。弁護士を紹介する」とする別の電話があり、さらに800万円を振り込んだという。女性はその後、警察に被害届を出している。

 国民生活センターによると、スーダンポンドの相談者のうち、実際にお金を振り込んだ総額は計約9億100万円。最高7100万円を支払ったケースもあった。イラクディナールについても、合計金額は約24億1000万円にのぼり、中には1億3千万円を払ったケースもあった。大半が高齢者だった。

 同センターなどによると、例えばイラクディナールでは「アメリカ軍がイラクから撤退すれば、価値が上がる」と持ちかけるなどするが、そもそも日本の金融機関では双方とも取り扱っておらず、換金はほぼ不可能。センターは「支払った金額が、すべて『だまし取られた』とまではいえない」とするが、返金は見込めない例が多いという。

 イラクディナールについては1口(2万5千デイナール)10万円で購入を勧められたケースが多いが、実際の為替レート(5月8日~14日)は100デイナール当たり7円2銭に過ぎず、2万5千デイナールでも1755円にしかならず、50倍以上もの“ぼったくり”状態。スーダンポンドは、レートすら不明だ。

 イラクディナールについては昨年10月、京都府警が詐欺容疑で自営業の男ら3人を逮捕し、全国で初めて摘発に乗り出したが、その後も相談が寄せられており、複数の「悪徳業者」がいるとみられる。

 国民生活センターは「うまいもうけ話はないので、勧誘された時点で、きっぱり断ることが大切」と呼び掛けている。