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アマゾンに背を向けて

短歌を作っています。鹿ヶ谷街庵です。ししがたにがいあんと読みます。

うれいなくたのしく生きよ娘たち熊銀行に鮭をあずけて (雪舟えま) 『たんぽるぽる』より


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TENGAより愛するひとを探しだせ猿銀行にバナナ預けて (鹿ヶ谷街庵)


本歌取りの定義は様々あるのですが、ちょっと言葉を取りすぎたかもしれません。

『スラムダンク』


滅びたらそこで終わりの文明を教えるニセの安西先生


バゲットを食べたいですと言っている三井寿のコピーロボット


あきらめたらそこで終わりのバスケ見て滅びつつある日本に気づく


『おケツ』


ひさびさに乗って帰った自転車でケツがふたつに割れてしまった


陶芸家が伊万里の皿を割るように神はアダムのお尻を割った


金継ぎで尻の割れ目をふさいだらクソは口からあふれるだろう



コンビニに行くとき貸したフリースの襟には君の香りが残る


好きだったころのあなたに会いたくてひとりで乗っている観覧車


金欠に喘ぐわたしの食卓に並ぶ半額シールのひかり