こんにちは、祐尚和尚です。

自然界の目まぐるしい気候の変化で体調を崩している方々が多いこの時期です。

骨に沁み入る寒さかと思えば暖房のせいで気も緩みがちです。

今日は久しぶりに漢文の解説をします。

学生諸君も、一般人もよーく読んでください。




春暁詩、(孟浩然作)

書き下し文 現代語訳

春眠不覚暁 しゅんみん あかつきをおぼえず 春の夜の心地よい眠りは朝が来た事

に気がつかない。

処処聞啼鳥 しょしょ 鳴く鳥を聞く(聴く) あちらこちらから小鳥の鳴く声が

聞こえてくる。

夜来風雨聲 やらい ふううの声 昨夜は風と雨の音が聞こえていたが


花落知多少 花落つること たしょう。 花はどのくらい散ったであろうか。


これは唐の時代に作られた詩で五言絶句と五文字で終結する句なんだ。

韻を踏んだ詩で文字は 【暁、鳥、少】の三つあります。

この詩を中国語読みで味わおうと思います。

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春眠不覚暁、、、、、チュンミン プー チュエ シャオ

処処聞啼鳥、、、、、チュチュ ウェン チー ニャオ

夜来風雨、、、、、、イエライ フェン ユ

花落知多少、、、、、フアーチ ドウショウ。

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春は立春から立夏までの間で陰暦では一月から三月までです。

中国の唐の時代の俗語で(酒)という意味がある。


普段から日常的にボーっとしている人の事を、いつも春はあけぼのだねとも喩える。

来春受験生の方々も入試に出るので覚えて下さい。


🙏、感謝。合掌。