卒業式の歌 | 寄り道だらけの日々〜いつも心に音楽を〜

寄り道だらけの日々〜いつも心に音楽を〜

心惹かれる音楽との出会い、日々のことなど
気ままに書いています。
クラシック音楽が大好き。
ピアニスト角野隼斗さんの
垣根を越えた類い稀な自由な音楽性に魅了させられています。


こんばんは。

今日は温かい風の吹く一日でした。
どんな世の中でも春は変わらずに来るんだなぁと。

かれん家の桃の花🌸

世界中が不安な日々ですね。
不安だからつい目の前の情報に振り回されがちになるけれど
目の前の大事なことをしっかり見て過ごせたらいいなと思います。


我が家で大事なことと言えば
去る17日に
5番目の娘の小学校の卒業式がありました🌸

休校中の在校生である弟はお留守番でしたが
保護者は同席させていただきました。

先生方が心を込めて一生懸命に準備して下さって
さみしい卒業式なのかな?

そんな気持ちを少し持ちつつ行ってみると
色とりどりに校舎は飾られ




担任の先生方は共に羽織り袴姿で正装して下さり

立派なお花がいけられており
胸がいっぱいになりました。


当日朝練習しただけで
緊張した表情の娘。

燕尾服の校長先生から
一人一人卒業証書が手渡され

渡す校長先生が名前を読んで下さりながら
涙ぐまれる様子に

突然休校になり
どんなに子供達へと、心砕いて下さったのかと。

校歌と君が代、
全校児童で歌うはずだった「卒業式の歌」のかわりに

六年生を送る会で歌った
旅立ちの歌を子供達が少し離れて歌いました。

式の後は
みんなで外に出てから、

練習していたのに、歌えなかった卒業式の歌を少しだけ歌うという計らいがあり、
子供達も嬉しかったと思います。

保護者と先生が少し離れて花道を作り
子供達の門出を見送りました。

出席された先生方からたくさんの花向けの言葉をおくられ、
今まで出たどの卒業式にも負けない
笑顔がいっぱいなあたたかい卒業式でした🌸


特別な状況、限られた条件の中
きっと何度も何度も話し合いをして
子供達を思い、
精一杯の卒業式をして下さったんだろうなと
感謝でいっぱいの思い出に残る一日になりました。

なにより、娘が誇らしそうで
嬉しそうで本当に嬉しかったです。

母は感動して
涙でマスクがびしょびしょになりました笑


最後に
卒業式と言えば
音楽も印象に残りますよね。

私も小学生の頃の卒業式の音楽は
未だに覚えています。
ずっと6年間卒業証書授与の間流れてすっかり覚えていた音楽が
後にブラームスの1番だと知り、
未だに大好きな曲の一つです。


娘達の卒業式では
入場はベートーベンの7番で厳粛に
証書を受け取る時は
優しいパッハベルのカノンが流れていました。

いつか娘もこの曲をまた懐かしく聴くのかな?
なんて思いながら聴いていました。

そして、
今回式で歌うことが叶わなかった

「卒業式の歌」ですが

それがタイトルの歌で
私も小学生の時に歌いました。
未だに母校で同じ歌が歌い継がれています。

子供の頃、歌った方知っていらっしゃる方いるかな〜?

「うららかに春の光が降ってくる〜♪」

で始まる
全校生徒と先生も歌う
10分はかかるオペレッタ形式の歌です。

全校生徒で歌い「うららかに〜♪」
1.2年生が歌い、「仲良く遊んでくださった〜♪」
3.4.5年生が歌い「良い日この日あなた方は〜♪」
先生が歌い「君たちよ〜光は〜空に♪」
6年生が歌い、「春夏迎える〜数六度〜♪」
全校生徒で「うららかに〜♪」

それぞれが歌う壮大な卒業式の歌です。

毎年かなりの時間をかけて一生懸命練習するので
(私も卒業してン十年経った今もカンペキに歌えます♪)
これが歌えなかったのは仕方ないこととはいえ、
残念でした。


歌詞→こちら


入学した時は小さな可愛らしい1年生だった娘は
6年間で
すっかり頼もしく成長して、
貫禄からして、
もういつ中学生になってもいいくらい!笑
新しい生活に
よい出会いがたくさんあるといいな。
母は応援団のリーダーとして
見ていきます✨



 卒業式  
谷川俊太郎

 ひろげたままじゃ持ちにくいから
 きみはそれをまるめてしまう

 まるめただけじゃつまらないから
 きみはそれをのぞいてみる

 小さな丸い穴のむこう
 笑っているいじめっ子
 知らんかおの女の子
 光っている先生のはげあたま
 まわっている春の太陽
 そしてそれらのもっとむこう
 きみは見る

 星雲のようにこんとんとして
 しかもまぶしいもの

 教科書には決してのっていず
 蛍の光で照らしても

 窓の雪ですかしてみても
 正体をあらわさない

 そのくせきみをどこまでも
 いざなうもの

 卒業証書の望遠鏡でのぞく

 きみの未来


世界によい春が来ますように
かれん


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