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寄り道だらけの日々〜いつも心に音楽を〜

心惹かれる音楽との出会い、日々のことなど
気ままに書いています。
クラシック音楽が大好き。
ピアニスト角野隼斗さんの
垣根を越えた類い稀な自由な音楽性に魅了させられています。

3月4日富山県の高岡文化ホールに
小林愛実さんのコンサートに行って来ました🎹



ショパンコンクール以来、
小林さんのピアノが大好きになったので、
楽しみにしていました🎵
小林さんのコンサートに行くのはショパンコンクール後の2022年9月に聴いて以来の2回目。
ちょうどコンサートの前にタイムリーに
題名のない音楽会に小林さんが出演され、プログラムのシューベルトの即興曲を演奏されたのを見たこともあり、ますます楽しみに。




【プログラム】は
 シューベルト:即興曲集D935 op.142

 モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397
 シューマン:子供の情景op.15
 ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズop.22

関係ないけど、
今ピアノで即興曲90-2を練習中で
シューベルトをいろいろ聴いていて、
そのピュアな美しさにすっかりマイブームなんです🎵
先日のクラシックTVでもシューベルト特集していたし、なんだかシューベルトブームの予感が💕

ママになられて、復帰された小林さん
真っ白なドレス姿が輝いています。

前半はシューベルトの即興曲。
優しく繊細の極みの音色。
題名のないで、ご本人が「包まれて」と名付けられた
op.142-2は本当に真綿で心がそっと包まれるような優しい冒頭。
ふくよかで暖かい和音にとっても癒されました。

後半は、
モーツァルトの「幻想曲ニ短調」からスタート。
モーツァルトの数少ない短調のこの曲も大好き。丁寧で、美しいあの旋律。
優しさにブレンドされた哀しみが透けて見えるよう、、沁みました。

「子供の情景」
お母さんが子供にそっと唄う子守唄だったり、柔らかな声で読む絵本の物語のよう。
ママになられて、どの曲も子供を思い出すとTVで言っておられたけど、
本当にお子さんが傍らに寝ているような
そんな演奏でした。

最後は、ショパンでキリッとしめて。
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズop.22
ピアニスト 小林愛実さんの
存在感をひしひしと感じる素晴らしい演奏でした。

アンコールは
やっぱりみんな聴きたいショパンから。
「幻想即興曲」と「24のプレリュード 17番」

本当に唯一無二の小林愛実さんのピアノを満喫しました。



終演後はCDを購入した方に
嬉しいサイン会✍️
サブスクで聴くことがほとんどなんですが、
サイン会があると買っちゃいます。

しばし休憩されて出ていらした小林さん。
女神のような白いドレスから、
ざっくりした暖かそうなニットのカジュアルな姿。
堂々としたステージの姿から一変、とっても気さくな雰囲気。
お顔もちっちゃくてほんとに可愛い🩷
「素敵でした」とお伝えするとにこにことサインをしてくださいました💕



サイン会で並んでいると後ろに音楽を学んでいる学生さんが話をしていて、
「子育てしながら、この完成度。
私達もう、演奏に忙しくて準備時間が足りなくてって言い訳
するのやめよ!」
「ってか、ピアノってあんな音するんや。」
と話していて、
頑張ってね〜!と密かにエールを送ったのでした。

                 かれん