北朝鮮のミサイル打ち上げ失敗について |  ZEPHYR

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北朝鮮の弾道ミサイルの打ち上げは失敗に終わりました。

ほっ……(*´Д`)=з

とするのは、短絡的かもしれませんが、ミサイルが大成功して、かの国の軍事技術を喧伝されるよりはましかなあと思います。

だいたい、なんでこんなときに打ち上げたんだろう……。

わからない。

いや、金正恩氏や指導部の考える現実的な理由とは別に、です。


チャート上は、わからない……。

わからないというのは、なぜこんないかにも失敗しそうなときにしたのか、ということです。

火星は逆行中。

しかも天王星とハードアスペクト。

北朝鮮の打ち上げが近日中にあるという報道になり始めた頃から、私はこの打ち上げ自体が失敗に終わる可能性が高いなと思っていました。

他の解読からも、この出来事がたちまち近隣の日本の飛び火するようなことはないということも、ちょっと前に記事にしていていましたので。

じつは今回の新月図の解読は、多忙さのあまりしていなかったのですが、このホロスコープでは問題の火星(軍事技術)は北朝鮮チャートでは、MC付近にあり、まさに空の頂上を目指そうという感じでエレベートしていました。

MCは「勇敢な祖先から受け継いだ家宝である、見事なレースのハンカチ」というサビアンシンボルで、火星がそこに合になっているわけなのですが、要するに世襲された政権の軍事行動だったわけです。

人工衛星の打ち上げというのは、みんな思っていることですが、ただの建前。
中身はばりばりの軍事(火星)です。

しかし、このMCのサビアンシンボルは、じつは「守る」ということの方に心理的に傾いたもので、このミサイル打ち上げが「防衛」のためというだけではなく、金正恩氏の立場を守るための行動であった可能性が高い。

ところが、この火星は冥王星の後押しを受けていますが(これがどんどん推進させたようにも思える)、実際には新月図になったときすでに火星は逆行していましたし、天王星(ミサイルや宇宙などの科学技術)とはハードアスペクト。

火星の逆行は、昨日のお昼頃には終わったので、せめてそこまで待てば良かったのに。

まあ、逆行が終われば成功するという単純なものではないでしょうが、入念にチェックするうちに問題点が見つかったかもしれない。

ただ逆行が終わっても、天王星とのハードアスペクトは当分続くので、どのみち成功は難しかったのでしょう。



はっきりしていることが一つあります。

それは北朝鮮の指導部や金正恩氏のそばには、優れた占星術師はいないだろうということ。

それがかえって心配なところでもあります。

このままでは、極東は不安定なまま。

不安の種であるこの政権は、まだ数年は続くだろうと持っています。