一昨日、社会福祉協議会が主催する『在宅介護者の集い』に行って来ました。
二年前にも一度だけ行ったことがあるので、今回で二回目です。
前もそうだったけど、介護者のかたは、ほとんど私より年配の方が多く、介護されている方もどちらかというと、高年齢で認知症の方がほとんど
なので
なんていうか、同じ介護の立場でも、年齢も病気もまるで違うのでちょっと違和感を感じたことも事実なんだけど
一昨年も、それなりに気分転換できた記憶があるので今回も行ってみようかな~とおもいました
15人位の方が参加されていて、3つのテーブルに分かれて、それぞれ自己紹介しながらテーブルごとに雑談するという感じなんですが…
隣の椅子に座った方~一昨年もお会いした方だったので、声をかけたんですが
う~記憶にないと
でも一昨年参加されたと言ってたので絶対そう!
だけど、私の印象が薄かったのかな
たしか、この方~認知症のお姑さんを介護していたような?と思ってたらやっぱり、自己紹介のとき同じように話してました
あ~私の記憶力もまだ大丈夫かな(笑)
私が見たかんじ、60代の方が80~100才の親又は義父母を介護されている方が多かったように感じました。
その中でも、82才のお母さんが、60才の娘さんを介護するケースの人がいて、ビックリしました。
娘さんが3才のときに脳炎になり、車椅子の生活になり、知的障害もあり、現在60才でお母さんの介護歴は、57年
しかも、10年前に旦那さんが認知症になり
二人の介護を同時にしてきたそうです
でも、二年前に旦那さんは他界され、今は60才の娘さん一人の介護をされているとのこと…
話を聞いているだけで、壮絶なものを感じました。
でもそのご夫人…とても明るいんです。
57年も介護をしていると、人生を悟ったような感覚になると仰っていました。
ノイローゼになり、自分も精神科に通い薬漬けになったこともあったそうです。
周りからは、もう年だから、無理はやめて、娘さんを施設に入れた方がいいのではないかと、何回も言われたらしいんですが、在宅介護を通すことに決めたそうです。
その理由は
娘さんが、『家がいい。家が大好き』って言うから・・・
何だか聞いてるだけで、涙が出てきました。
私には出来ないって思いました…
でも
血の繋がった親子って
理屈抜きにそういうものなのか…
親子愛を感じました。
並大抵のことではないと思う。
老人の方が身体障害者の娘さんを介護するって想像を越えます
自己紹介するとき、私の方が先で良かったと思ってしまいました
その方の話を聞いていたら、自分の悩みって些細なことなのかもしれないとさえ思いました
でも、自分の自己紹介のときに
主人の今までの病歴を話したのですが、
みなさん、とっても真剣に聞いてくれた上に、『あなたの気持ちがよくわかるわ』と言って頂けて…それだけでここに来たかいがあったと実感しました。
引きこもらないで、今みたいに色んな場所に足を運んで、話を聞いてもらった方がいいわよというようなことも言われました
私のテーブルにいた人達は、介護歴が長い先輩ばかりで、とても強くて逞しく、優しかったです
一部の方の紹介になってしまいましたが
みなさん、同じように苦労されていて、
主人とは又症状とかも違うんですが、在宅介護の悩みを共有できて、とても励みになりました
ありがとうございました
高次脳機能障害のことに関しては、この集いでは共感には至らなかったけれども、
元々、それは期待せずに行ったので、気分転換するという目的は十分、達成できました
お食事もついてて~
鰻や煮物などの入った高級感溢れるお弁当が出てとても美味しかったです
あと
デザートに、モンブランケーキと紅茶を頂きました
至福の時間でした(笑)
後半は、中国民族楽器の一つである
二胡生演奏会があったり、ビンゴゲームがあったりで、楽しいひとときを過ごしました
ゆったりと寛げました
又一年後に参加できたらと思います
福祉協議会のスタッフさんが、折り紙で作ったお人形やマグネットをプレゼントしてくれました