今、目の前に置かれた、次男の本
「Aesop's Fables」(イソップ寓話集)
一般的に、各寓話の最後に
「Moral」ってぇもんがついております。
このモラルってのは、不倫などのモラルじゃぁなく
「要するに言いたい事はこれなのよっ」という意味でございます。

さて、日本で、イソップと言ったら、有名なのは
「アリとキリギリス」(The Ants and the Grasshopper)
じゃぁないでしょうか?

冬、アリが働いているところにキリギリスが
飢えて食べ物を恵んでもらいに来ると
アリ達「お前さん、夏、何してたんだぃ?」
キリギリス「歌を歌うのに忙しかったんです。」
アリ達「じゃ、冬は、踊ってればっ」
と嘲笑するって話でございます。
この寓話の「Moral」は
「The idle get what they deserve.」
(怠け者は、その報いを受ける。←大雑把訳)

国民に、休みなく、あくせくと働かせたい
政府やら権力者にとっちゃ便利なお話なのかもしれませんが
ーーーーーーーーっ
そもそも
キリギリスなんて、
何でも食べるんだから
アリを見つけたら、
即、アリを食べてるってんですよっ!!
(ま、毒アリとかもいますがー。古代ギリシャにいたんでしょっかね?)
しかも、
もともとキリギリスの成虫は
越冬しないで死ぬんだっての。
だから、冬に蓄える必要なんて無いんですっ!!!!!!


さて、
つい最近、畏友しずのブログ
「しずブロ2.0 語学とチェスとカーリングと」
コツコツできない
「積み重ね」とstep by step
等々、興味深い話が続いておりました。

そこのコメ欄にも書いたんですが
手前にとっては「努力=苦労」ではありませんし
さらに
積み重ねの方法は【毎日こつこつ】一本だけではなく、
例えば
短期集中で無我夢中になる時期と
その結果、一定レベルに達したところで
一休み、のんびりと熟成させる時期と
ブースター的に刺激を与える時期などの
組み合わせで積み重ねる方法もあると考えております。
(手前は、いつも、このパターン。)

そして、時々
この「アリとキリギリス」寓話効果なのか
「毎日【こつこつ(地味に?)】繰り返す事」
(要するに「アリ」式)でしか
「実力」がつかない、と思っておられる方を見かける度に
思う事があります。

そんな御方が同時におっしゃるのは
「継続は力なり」
なんですが
いえね、あなた
まぁ、確かに、やめちまったら
もともこもありませんやね?
ですが
力になるのは
「継続」そのものじゃなくて
頭を使いながら継続する
って事なんじゃぁございませんか?

めくらめっぽう闇雲に継続しても力になる
なんてほど
世間は甘くはございませんよ。
適宜な方法で
正しい方向に継続するからこそ力になるんです。

そして、その適宜な方法や正しい方向を
見つけるには、一人一人が
頭を働かせなくっちゃぁいけません。

もし、よそ様から
「これを続けていれば大丈夫」
なんて言われた事を、そっくりそのまま信じ
「コツコツ毎日つづけている」
という事だけに安心し
自分で考える手間を省く
なんてことになっちまってたら、
むしろ、それこそ怠惰そのものでございましょ。

力をつけるためには、
アリ式にコツコツするならコツコツするで
コツコツしながらも
現状把握と臨機応変な方向調整を欠かさない事
また、アリ式が嫌いな御方は、
キリギリス式でも何でも結構ですから
自分に合った方法を模索し試行錯誤を重ねる
これが最も重要なんじゃぁないでしょうか?

おっと、つい
また長くなっちまいましたねぇ。
そいでは、ここらで失敬つかまつりますぅーー

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