母はまた痙攣重積により、眠ったままの状態になってしまった・・・
寝たきりになったため痰も酷くなってきた。肺炎が恐い。
点滴で対応していた栄養もまた経管栄養になってしまった
痙攣を起こす前日のお昼に私は会いに行った
お粥から普通のご飯に変わっていた。喜んで刻んだ昆布をのっけて完食してた
「ご飯食べたら帰るよ」と言っていた母が頭に浮かんでくる・・・
その日、私は病院の回復期病棟の隣にある介護施設の見学をした。
そう・・・私が母の施設を探し始めると母の容態が悪くなるのだ
施設なんか探さんでいい早く家に帰るよそう言っているのかもしれない・・・
今までに見学をした施設は、特養が3件。老健が3件。
急性期の病院が4月に新しく建て替わる。そして、特養も新しく出来る。
10部屋ずつのユニット型で全室個室だ。4月に必要な人から決まって行くようだ。
そして、今日行ったところが自宅から20分の病院の新しい老健の施設。
在宅復帰強化リハビリ型の老健でリハビリが充実している。
ここも、全室個室。10室ずつのユニット型でアットホームな作りだった
ここだったら、在宅復帰を目指して3カ月リハビリを受けながら頑張って欲しいと思えた。
1階には通所のデイケアのリハビリ室があるが、入居者の人にも各階ごとに
ディケアルームがある。そして、ユニット別にご飯を食べるスペースがあり
広々として、明るく、新しい匂いと空気が感じられた
老健と特養、今まで考えたこともなかった。比べたことも内容さえ知らなかった。
どう選択したらいいのか、母が一番喜ぶことは何なのか・・・
家に連れて帰ることが出来たらいいのだが、複数介護の勇気がでない
今日の母は、痰が辛くて咳き込んでいた。痰を取ってもらったら少し声が出ていた。
でも、目は開けない。声に反応はするのだけど・・・
前進したら、後退してあと戻り。この繰り返しで人生が終わってしまうのかなぁ~
もう、暫くは介護施設の見学は止めておこうと思う。気持ちが虚しく落ち込むだけだ
人はみな10施設くらいは申し込んでいるらしい。空きがないからだ。
家から5分の施設は空いているのだろう。電話がかかってきた
みんな放置されていて何だか可哀想な気持ちになった施設だった・・・
楽しそうな顔をしている人はあまりいない。みんな家族が家が恋しいんだと思う。
私が今日行ったところはまだオープンしていないから人はいない。
家に帰るために頑張れる所だったら、笑顔や笑い声が聞こえてくるだろうか・・・