「願いは叶わない」って諦めたロボットスーツ・・・
病院側から連絡があり、息子ともう一度行ってみた病院


名前を呼ばれて診察室に入ったら、この間の担当の先生と副院長がいた。
副院長は私たちが希望している治療をおこなっている。


息子の状態を調べられた。両足の硬縮がひどいですね。左半側無視があります。
息子のCT画像を見て、「下半身の運動視野がやられてます」叫び

初めてはっきりしたことを言われた。息子が歩けない理由が分かった。
重度な麻痺だということは分かっていたが、動いているからどうにかなると思っていた。


「若いから何とかしてあげたい」そう言ってくださった。
外来だとロボットスーツは自費になるが、入院という形で医療費を使っての訓練をしてくれることになった。はみ出た分は病院がもつと、そうまで言ってくれた叫び


ボトックス治療を行い、集中リハビリでの入院になる。
3週間だけの、毎日の訓練。本人の意欲や意思が強くなければ無理。
だからと言って、4~5歩歩けるようになるとか言う保証はない。
まずは、しっかりバランス良く立つことを目標にしていく。


ひとりでトイレに行けるようになりたいと希望したら、それは、
歩くことよりも難しいと言われた・・・ショック!

問題は息子が太っているから、ロボットスーツがはいるかだ。
試着をしてみた。基準は身長170cmまで、体重70kgまでだ!!
息子は少しオーバーしている。お腹の周りもベルトがギリギリだった。
何とか、大丈夫だろうということでOKがでたOK


電源無しで歩行器を使って歩いてみた。ロボットの重みで鎧を付けている感じ。
まぁ、足も出ていたし頑張って訓練をしてもらいたい。


先生が言われるには、「ロボットで訓練をして直ぐに歩けるわけではない。」
「歩きたいという気持ちがあるならば、訓練をしたことで先に繋げて欲しい」
もっと、意欲的に向上して欲しいということだ。


最近、分かったことで、息子は歩行訓練で誘導をしてもらわなかったら、
左側にしか曲がれないのだガーン
だから、目標の場所まで辿り着かない。道に迷ってしまう。
これも、高次脳機能障害しょぼん
今までは、誘導してもらいながら歩いていたんだ。


生活や訓練をしていく中で、今まで気づかなかったことに気づいてしまう。
私はもっと軽く考えていた。いや、重たく考えたくなかった・・・汗


今回の集中リハビリは、以前の回復期の時のリハビリとは気持ちが違う。
必至に訳分からずに、治るはずだと思い込み周りも見えないでいたあの頃・・・
今は、きちんとした目標を見据え冷静な目でリハビリを見れるような気がする。