Hさん 47歳 女性 会社員
主訴 肩が痛くて後ろへ回らない
Hさんは、当院のホームページを御覧になってわざわざ遠く滋賀県からお見えになりました。
主な症状としては、右肩が固まって痛くて挙がらないとの事でした。
彼女から、詳しく原因を聞いてみると、一年以上前から飼い猫と一緒にベットで寝ていて、その時に右腕で猫を抱いて寝ていたらしいのです。
肩の痛みの原因はこの生活習慣にありました。
1度や2度の飼い猫との添い寝ならまだしも、この様な不自然な状態で1年以上、毎日寝ていると、右腕は1日中、無意識に緊張状態が続き、肩まわりが血行不良となり、全く動かないという症状に変化していったのです。
施術では、Hさんの右肩関節を動かして確認してみると、正常な左肩関節と比較して、異様に固まっておりました。
整体施術では、まず、うつ伏せにてカチカチに固まった背中・肋骨の緊張を取っていく事と、固まって動かなくなった右腕の緊張を気功整体により、ほぐしていきました。
施術後、右腕の変化を確認してもらいました。
まだ、右肩の可動制限は残っているものの、「だいぶ楽になりました」と効果を実感してもらい、1週間後に次回予約を入れてもらい、今回は施術終了となりました。
整体は魔法の技術ではありませんから1回で100%解消というわけにはいきませんが、この状態ならあと数回の施術で楽に右肩も動かせる様になる事でしょう。
2回目の施術
今日は、1週間たちまして、2回目の施術です。
Hさんに「あれから右肩の調子はどうですか?」
と聞いたところ、
「だいぶ楽になりました」
という返事を頂きました。
「今日は、右肩を後ろに回すと、左肩に比べて全然後ろに回らない・挙がらないので、今日は、この動きを見てください」
とのこと。
動きを確認してみると、確かに左腕は背中の肩甲骨の近くまで挙げることができますが、右腕は後ろには回るものの、全然、手が肩甲骨のほうまで挙がっていきません。
詳しくお話を伺いますと、あと10日後ぐらいに友人と食事会があり、その時に着物姿で集まるのですが、右腕が後ろへ回らない今の状態ですと、自分で着物の帯が結べないという事でした。
確かに、今の右肩の状態だと自分で着物の帯を結ぶ事は難しいでしょう。
前回の1回目は、背中と右腕まわりの緊張を取っていきました。
今回の2回目の施術は、この後ろに回らなくなり、固まってしまった右肩の動きを改善して、スムーズに動かせるようにする事です。
今回の整体施術では、まず、整体ベットに座ってもらい、右腕の筋肉・関節の緊張を取りながら、ゆっくりと腕を後ろへ回していきました。
後ろへまわしていくと、肩関節は固まって動かないので、痛みを出さない可動範囲でゆっくりゆっくり関節の硬さを解放していく整体手技を行いました。
私はHさんにこの様に説明しました。
「固まっていた関節の癒着が少しずつ、柔らかくなっている感覚がありますから、良くなっていきますよ。」
そして右肩を後ろに回して変化を確認してもらいました。
「腕を後ろに回せるようになって楽になってます」
「こんなに楽になるなんて、助かります」
と、Hさんは、驚きと喜びの中、今日の整体施術は終了となりました。
京都西院の整体師養成講座の谷野です。
週末起業のすすめ
「あと○万円、給料が増えれば生活は楽なのに」
「長年契約社員で30歳も越えて正社員になれそうもない」
「独立開業は夢だけれど、毎月の収入が無くなるのは不安」
「人間関係に疲れた、こんな会社はやく辞めて好きな仕事したい」
「仕事がハード、転職して人間らしい生活がしたい」
「仕事にやりがいが感じない、好きな仕事で生活したい」
会社員はスーツにネクタイで、立派な社会人に見えても人間の悩みや考える事は似たり寄ったりです。
多くの会社員がこのような事を考えつつ毎日の仕事をこなしています。
確かに毎月の安定した給料やボーナス、社会保険完備は会社員の良い所です。
ですから、現状に不満がありつつも、社会人はガマンして働いているのです。
未経験者の独立支援の為に、プロ整体師養成講座を作りましたが、いきなり会社を辞めてまで開業するにはリスクが大きい為、私はおすすめはしていません。
ですが現在、3人に1人が非正規雇用という厳しい社会で、明るい将来が見えないまま仕事をしている方には、是非とも独立開業に向けて行動する事はおすすめしています。
会社員として正社員や昇給の道が険しいなら「自分のビジネス」を持つ事も手段の一つだと思っています。
私も会社勤めはしていましたが、会社員で月収5万円アップを望んでもなかなか道のりは険しいです。
ですが「自分のビジネス」を一つ持てば、出世や昇給も自分の努力とセンス次第でなんとでもなります。
そこで、私が提案するのは休日を利用した週末起業をお勧めします。
休日を利用して出張整体や自宅開業での起業をおすすめします。
いきなり月収50万円は無理ですが、月収5万円なら可能だと思いませんか?
会社勤めで5万円アップより、週末起業で5万円アップの方が現実的です。
ただし、副業感覚ではダメです。
整体の先生として、しっかり仕事をして、しっかり料金を頂く事です。
「プロの整体師になる」とまず決断する事です。
プロ整体師養成講座の期間は10か月となっておりますが10か月で一通り全身教えて、後は練習しながら精度を上げてもらうシステムとなっております。
ですから、未経験の社会人の方は、10か月後も練習、指導が必要です。
10か月以降も指導は行いますから1年以上学習されると習得も早くなると思います。
整体師養成講座 講師の谷野です。
ご存じの通り整体は民間資格ですので、看護師や理学療法士の様に病院に就職・勤務する事は出来ません。
サロンに勤務するか独立するかが一般的です。
私も20代の頃、3か月の短期コースを卒業後、整骨院にアルバイトとして勤務した後、リラクゼーションサロン数店舗を経験してから2008年に独立する事になりました。
開業時は30歳でしたが、開業資金不足や技術力不足、自信の無さから、開業する勇気がなかったのです。
そこで今日は、卒業後の方向性をお話します。
方向性①リラクゼーション・整体サロンに勤務する
私も勤務していましたが、サロン勤務の良い点は、実際にお客様の身体に触る経験が積める事です。
当時の私は、サロンに勤務しながら所属している団体の整体セミナーに通いながら、お客様のいない時は、同僚スタッフの身体を借りて練習台になってもらったり、ビジネス書や医学書を読んだりして独立の機会を待っていました。
時給で勤務するサロンは自分の時間はありませんが、業務委託契約のサロンの場合、立場上は個人事業主なので、細かい指図も無く、空いた時間はとても有意義な時間を過ごせました。
リラクゼーションサロン勤務の欠点は、勤務している時期は良いのですが、いざ整体院を開業となると、今までのリラクゼーションの癖がついてますから、整体の手技に切り替えるのに大変だった記憶があります。
(整体の看板を出して、施術内容がリラクゼーション・もみほぐしでは、整体に期待して来院されるクライアント様を失望させる事になりリピートしてくれません)
開業当時のリピート率は10%以下の悲惨な状態でした。
②独立開業してしまう。
整体師は、「職業選択の自由」のもと、誰でも自由に開業する事が出来ます。
ですが「開業できる!」と喜ぶのは早いです。
お役所が「自由に営業して良いよ」と言うのは、逆を言えば「廃業するのも自由ですよ」という事です。
どんな自営業でも同じだと思いますが、経営が軌道に乗るまでが大変です。
ですが、50代・60代の会社員が、会社勤務しながら整体の技術を習得して、退職金を使って開業されるのでしたら、それもありだと思います。
(開業後も広告費やセミナー費用など、けっこうな費用が掛かってきます)
経営・集客にはパソコンのスキルが必要となってきますから、文章の書き方やパソコン・デジカメの操作方法も勉強されると良いと思います。
私などは、開業当初、パソコンのスキルもなければ、整体院経営の方法・接客術も全くない素人だったので非常につらい経験をしてきました。
開業後の運転資金が300万以上あると経営も軌道に乗りやすいと思います。
方向性③整体学校の直営店で働く
大きい整体学校では、直営店としてリラクゼーションサロンや整体サロンを経営すていますので、卒業後は、業務委託契約を行い、勤務しながら技術や接客を学んでいく事になります。
同じ技術を学んだ卒業生が集まっているので、技術の練習相手には困りませんし、疑問点は同僚や先輩に質問できるので、自信がつくまで勤務するには良いのではないでしょうか。
方向性④ヘッドハンティングされる
同じ職場の先輩や同僚が、サロンを開業する時に、スタッフとして引き抜かれる事もあります。
経営者心理としては、技術もあって気心も知れている同僚・後輩は、人材として非常に魅力的な存在なのです。
私自身も養成講座を開講していますがが、ヘッドハンティングは方向性の一つとして考えています。
女性限定に考えていますが、見込みのある卒業生には一緒に整体院スタッフとしてヘッドハンティングしたいと思っています。(お互いの同意のもと)
女性限定に考えている理由は、整体院のクライアント様は女性が7割くらいですから、女性整体師がいることで、とても安心する事が出来ると考えています。
(こればかりは男性の私では、どうにもならない部分なのです。)
整体院を一人で経営していますと、最近、感じる事があります。
一人自営業といえども、一人では生きていけない・経営していけないなと感じてしまいます。
整体院を開業する為に賃貸マンションを探してくれた不動産業者さん
毎日のお昼ご飯を作ってくれる手作りのお弁当屋さん・周辺の飲食店
ホームページ作成のサポートをしてくれるネット業者の皆さん
開業当初、集客のサポートをしてくれた、フリーペーパーの業者さん
アメブロのヘッダー作成、アドバイスをしてくれたPC塾の先生
PC業者とトラブルになった時に助けてくれた法律事務所の先生
当院に喜んで通ってくれるクライアント様
整体業界の最新情報を教えてくれる業者さん
などなど
開業する前は、整体のテクニックさえあれば、勝手にお客さんも増えて仕事していけると思っていましたが、全然そんなことはないです。
一人で自営業をしてると、世の中、同じ職種どうし、異なる職種どうし、助け合いで成り立っているとつくづく感じます。
一人で経営はしてますが、整体技術だけでは成り立ちません。
整体師養成講座を作った目的も、これから整体師を目指す方を支援する事を目的に講座を開きました。
そして将来のビジネスパートナーとして整体業界で助け合っていける関係を築ければと思っています。(男女問わず)
整体師養成プロデューサーの谷野です。
今日は、リラクゼーションセラピストの将来性についてのお話です。
20代の頃、整体の技術を勉強しながら、リラクゼーションサロンで仕事をしていた時は、月収18万円~23万円程度でした。
時給のサロンでも勤務しましたし、歩合制のサロンでも勤務しました。
リラクゼーションのお仕事は、お客様から喜ばれてやりがいを感じる仕事ではありましたが、年収でいうと300万円にも満たない現状に不満でした。
「後、5万円あれば生活も楽になるのに・・・」
会社から「仕事があるだけありがたい、と言われても現状に不満」
「体力もいるし、昇給も無しで一生出来る仕事場ではないな・・・」
「豊かな生活しているのはオーナーだけで、スタッフは皆、貧しい生活・・・」
「だからといって整体の仕事で独立したいが、まだ不安・・・」
こんな事を思いながら、生活の為に仕事を黙々とこなしていました。
現在、リラクゼーションサロンで働いているセラピストさんも同じ様な想いの中、お仕事をされているのではないでしょうか。
サロンがどんなに繁盛して多店舗展開しても、生活が豊かになるのはオーナーだけで末端のセラピストスタッフの生活が豊かになることはありません。
月収20万円が頑張って23万円に上がる事はあっても30万円、40万円と昇給していくことはありません。
歩合制のサロンで頑張れば月収が3万円上がって生活が楽になる月もあるかもしれませんが、これからの人生全体でみれば現状は何も変わらないのです。
それにサロン勤務でわずか3万円の収入アップを目指すのは、なかなか大変です。
大手サロンに勤務されていて、スタッフ→店長→エリアマネージャーと出世・昇進して新人の指導や店舗管理で現場を離れてトップに立てるなら問題ないと思います。
雇われでも月収40万円くらい稼いでいる方も辞めなくて良いと思います。
女性なら、結婚されて子育ての合間にアルバイトで勤務するのも良いと思います。
でも、私の勤務していたリラクゼーションサロンの様に、出世の道が用意されていないセラピストは、どうすれば良いのでしょう?
私が考える選択肢は2つです。
①セラピスト業界に見切りをつけて会社員(正社員)として転職する。
②セラピスト・治療院業界で、生きていてる強い武器(技術)を持って独立する。
私の取った行動は、②の整体院を開業する、でした。
開業はしましたが、強い武器(技術)を持って自身満々に開業したわけではありません。
雇われの現状を変えたくて、逃げるかのように未熟なままマンションの一室にて開業しました。
開業と言っても木製ベットを自作して、看板をマンションのベランダに設置しただけの即席整体院です。(整体師は、職業選択の自由のもと、だれでも自由に開業できます)
そんな即席の整体院で生計が成り立つ訳もなく、リラクゼーションサロンと掛け持ちでの開業となりました。
あの開業当初が一番、体力的・精神的・金銭的にもきつかったです。
でもあの時、開業していなければ、まだ月収20万前後で勤務していたかもしれません。
あの頃の同僚は、まだサロンに勤務している人もいますし、転職して会社員になっている人もいます。
私がお伝えしたい事は、将来の事も考えながら働きましょうという事です。
お金を貯めてリラクゼーションサロンを開業するのも良いと思います。
ですが、整体院を開業したい夢も持っているセラピストさんには、私が強い武器(技術)を提供します。
整体師養成講座は、現状を変えたいセラピストさんを支援する為に開きました。
お伝えする技術の内容は、実際に効果があって多くのクライアント様に喜んでもらえる技術に構成してあります。
リラクゼーションサロンの施術とは違い、関節にアプローチしますから始めは慣れるのに時間がかかりますが、コツコツ練習していけば1年後には、1年前の自分と比較して大きな変化となっている事でしょう。
なにも行動しなくても1年は過ぎていきます。
それなら1年間、少しずつでも未来を変えるために行動を起こす事です。
サロンのオーナーがスタッフの将来を作ってくれる事はありません、自分で作って行くしか将来はないのです。
整体院開業のメリット
社会人の為の整体師養成講座は、プロの整体師を目指す後進の育成と、整体技術の次世代への継承の為に作りました。
プロの整体師になって開業するという事は、個人事業主(フリーランス)になるという事です。
社会人として生活は成り立っているものの現状の生活や収入に満足してない、だからと言ってプロの整体師になって本当に生計が成り立つか?という疑問があると思います。
そこで、整体院開業(個人事業主)のメリット(良い点)・デメリット(悪い点)について説明していきます。
メリット①人間関係のストレスから解放されます。
会社やサロンに勤務していた頃は人間関係で大変ストレスを感じていました。
(仕事の内容よりも人間関係のストレスの方が疲労してました。)
そんな中、勇気を出して整体院を一人で開業した事で今までのストレスから完全に解放されました。
気の合わない同僚や尊敬できない上司と一緒に仕事しない事で精神的にも平穏な日々が送れています。
クライアント様は基本的には施術や考え方を気に入ってくれる好意的な方ばかりが残りますから接客面でもストレスはありません。
メリット②通勤のストレスから解放されます。
自宅から勤め先に到着して仕事に取り掛かるまでに、60分くらいかかっている会社員も多いと思います。
往復すれば2時間です。
仮に、月22日勤務として月44時間、年間だと12か月×月44時間=528時間となります。
単純な計算ですが、年間で528時間ものストレスが知らず知らずの内に心身にかかっています。
独立すれば、この通勤時間のストレスから解放されます。
自宅で開業出来るスペースがある方は自宅での開業もおすすめです。
メリット③お金の悩みから解放されます。
サロンで勤務していた頃は社会保険も無く、手取りで20万前後でしたから20代はいつもお金に困っていました。(開業したいが資金が無い状態)
30代になって整体院を開業して軌道に乗ってからは毎日売上がありますから、お金の悩みがなくなりました。(月末にATMに並ぶ事もありません)
お金があれば幸せとは思いませんが、人間の悩みはお金で解決出来る事が大半ですから、お金の悩みから解放されるとストレスも少なくなります。
メリット④時間が自由に活用できます。
当院では営業時間は完全予約制、休日は不定休にしている為、自由に時間を調整する事が出来ます。
体調の悪い時には、我慢せずに自由に休む事が出来ますし、頑張る時には営業が終わってからもホームページ作りや事務作業を行っています。
午前中3時に終わる事もありますし、転送電話機能を使えば整体院にいなくても予約の電話が取れるので自由に活動する事が出来ます。
自営業は毎日が休日の様な感覚で楽に過ごしています。
メリット⑤感謝されて仕事にやりがいがあります。
整体院のクライアント様は、病院に行っても良くならない、痛みが取れない、治療院に行っても改善しない身体の悩みを抱えて来院される方が多いです。
その様な方に整体を行うと身体が楽になり動きも柔らかくなって大変喜ばれます。
その様な瞬間、整体師になって良かったと思います。
会社勤めで「社会の役に立ってるのだろうか?」と自問自答しながら仕事をしている方にはおすすめ出来る仕事だと思います。
整体院開業のデメリット
整体学校では、「月収100万円稼げます」「3か月で整体師の資格取得」
と甘い言葉で誘いますが、月収100万円稼ぐ整体師は経営セミナーや技術セミナーに何百万も自己投資して努力していますし、その様な人は他の仕事で独立しても月収100万円稼ぐ人です。(整体師だから稼げるわけでは無いです)
「3か月で整体師の資格を取得」という言葉は社会人にとって甘い言葉ですが、そもそも整体に資格は無く、職業選択の自由のもと、自由に仕事をする事が出来ます。
どんな技術職でもそうですが3か月で1人前になる事はありません。
当院のプロ整体師養成講座も8か月で1人前になるのではなく、整体師になる為の入り口(スタートライン)に立つ期間となっています。
デメッリット①強いメンタルが必要です。
クライアント様の評価は大変厳しく初回で「効果無し」と判断されれば2回目の予約はありません。
仮に2回目の予約が営業力で取れても予約日前日に「仕事で行けません」とキャンセルの電話がかかってきます。(ひどい場合は無断キャンセル)
整体師には「必ず結果を出さなければいけない」という強いプレッシャーが掛かりますから気持ちが折れない強いメンタルが必要です。
私が厳しい意見も言うのも厳しい現実を知っているからです。
当院のプロ整体師養成講座は、クライアント様の厳しい評価をクリアした技術を教える為、他の整体スクールより高度で覚える内容も多いですが努力した結果はついてくるものと考えています。
デメリット②事務、雑務も一人で行います。
会社勤めでは、営業、経理、マーケティング、広告宣伝、技術開発、接客などなどそれぞれの仕事を分担して助け合って仕事が成り立っています。
自分の仕事に集中して出来るのは助けてくれる同僚がいるからです。
サロン勤めの時は、施術だけをしているだけで仕事が成り立ちます。
ですが一人で開業となると、その他の雑務も一人で全て行わなければなりません。
ホームページ更新・予約カード・予約表・カルテの作り変え・チラシ作製・洗濯雑務
などなど、「めんどくさい」と思う事も仕事の内に入っています。
ですが、技術以外の雑務をめんどくさがらず行えるかどうかで経営にも影響してきます。
始めは面倒に感じるかもしれませんが、ホームページ作成や事務作業も集客やクライアント様の満足度に反映してきますから楽しくやりがいのある作業です。
デメリット③毎月いろんな経費が掛かります。
一人自営業は、売上は全て自分の収入になりますが、毎月の経費も自分に掛かってきます。
当院はマンションの一室で整体院を開業しましたから、空調費・内装費・外装費などは一切かかりませんでした。
それでも、毎月の経費はそれなりに掛かっています。
ホームページレンタル料・SEO代行料・家賃・光熱費・広告費・事務費・整体セミナー費などなど。
ですから開業当初は夜はリラクゼーションサロンで仕事を掛け持ちしていました。
授業内容についてご説明します。
養成講座では、現在、会社勤めやサロン勤務の方を対象として講座を開いていますので、基本的には週1回・1講義 2時間の授業で進めていきます。
1か月目 筋肉のアプローチ
全身の筋肉の有効な施術法を教えていきます。
関節矯正の施術前に筋肉に動きをつけていく事で、関節矯正の効果が高まり、効果の持続性も良くなります。
筋肉アプローチをマスターする事で、リラクゼーションマッサージで60分かかる全身のほぐしが10分で施術する事ができます。
整体60分コースでしたら、10分筋肉アプローチ・50分関節アプローチを行う事が出来、施術の時間が有効に使えます。
2か月目・3か月目 骨盤矯正・股関節矯正
骨盤がどう歪むのか?歪みの検査法・股関節の歪み・矯正法などを1セットにしてお伝えしています。
骨盤矯正は、どこのスクールでも教えていますし私も整体セミナーで習いました。
どこにでもある骨盤矯正ですが、骨盤矯正を軽く見てはいけません。
骨盤の歪みは上下・左右・傾き・捻じれといろんな方向に歪みますから、本当に骨盤を矯正しようと思えば、うつ伏せ・横向き・上向き・座位、いろんな角度から矯正しなければならないのです。
養成講座では、いろんな方向から骨盤矯正できる様に授業に組み込んでいます。
4か月目・5か月目 膝関節・足関節矯正
骨盤が歪んで腰痛持ちの方は、身体のバランスも崩れて、膝・足関節の歪みも発生しています。
膝・足首の症状を訴えていなくても、膝・足首を矯正する事で身体が安定するので、整体師として必要な技術となっています。
6か月目 肩・肘・手関節矯正
現代人は、デスクワークや運転仕事などで姿勢不良となっており、肩甲骨が巻き込み肩になっており肩関節・肘・手関節の痛みの原因となっています。
一般的には、整体スクールでは、骨盤と脊椎の矯正を主体として教えていますが、足(股関節・膝・足関節)と腕(肩・肘・手首)の矯正が対応できなければ、整体師として生計を立てていくのは大変難しくなります。
腕の整体もしっかり学ぶ事で整体師としての自信の一つとなります。
7か月目・8か月目 脊椎矯正(腰椎・胸椎・肋骨・頸椎)
いつも初診のクライアント様にお伝えしているのですが、「腰・首はボキボキしませんよ」と言って不安を取るように説明しています。
養成講座でもボキボキ矯正は教えていません。
脊椎矯正は、両手の母指にてじんわり矯正していく施術を採用していますので、安心して習得してもらえます。
9か月目・10か月目 全身矯正の応用
8か月目まで学習してきました技術をベースにして、さらに高度な矯正法をお伝えします。
応用の技術まで習得してもらえますと、整体院を開業しても施術対応に困らなくなります。
11か月目・12か月目 卒業生特典
10か月間、休会せず通学された方を対象に、無料にて補修講義を行います。
8か月間の講座で難しかった技術を中心に講義を行い、矯正の精度を高めていきます。
追加で再受講を希望の方は、1単位2時間 1万円 で再受講可能です。
これから整体師を目指そうと整体学校入学をお考えの方へ
整体師養成プロデューサーの私からアドバイスをお伝えします。
アドバイス①雰囲気の良さだけで決めない
整体学校をホームページで検索すると、楽しそうな雰囲気で授業を受けている光景がよくみられます。
実際に整体学校の授業は楽しいものですし、同じ志を持った仲間にも出会える場でもあります。
その点は良いことなのですが、本来の目的を忘れてはいけません。
本来の目的は、結果を出せる技術をマスターして社会の役に立つ整体師になる事です。
整体学校で、結果を出せる技術を教えている学校は全体の3割も無いのが現状です。
雰囲気が良さそうという安易な感覚で整体学校を選ばない様にして下さい。
アドバイス②卒業生の整体を受けてみる・相談してみる
今、入学をお考えの整体学校がありましたら、学校に電話して卒業生の整体院を教えてもらって下さい。
そして実際にお客様として予約して整体を受けてみる事です。
めんどくさい作業かもしれませんが、高額な授業料を支払うわけですから必ず行って下さい。
そして、「〇〇整体学校に入学を考えているのですが、おすすめしますか?」
と先生に聞いて下さい。
たいていの先生は親切で優しいですから、メリット・デメリットを教えてくれます。
「〇〇学校よりも〇〇整体の方が治療効果が高いから整体師になるなら〇〇整体の方が良いよ。」というアドバイスももらえるかもしれません。
アドバイス③メニューてんこ盛りの学校は避ける
「ボディケアも習えて、フットセラピーも習えて、推拿も習えて、カイロプラクテックも習えて、これだけ沢山習えてすごい、卒業したら私も一人前の整体師だ」と思っていませんか?
その考えは大変危険です。
どんなセラピー・整体でもマスターするまでには一定の練習量・経験値が必要です。
いろんなセラピーを習うのは楽しいものですが、どれもこれも中途半端になってしまします。
メニューてんこ盛りの整体学校は、業務提携しているサロン・治療院を紹介・斡旋してくれる利点もありますが、私自身、後々振り返ると高額の授業料はなんだったのだろう?と思います。
セラピスト業界で就職をお考えの方は、そのような学校でも良いとは思いますが、整体師として将来、独立希望の方には、やはりおすすめは出来ないです。
効果の出せる整体なら〇〇整体、1本で良いのです。
整体院に来院されるクライアント様は、ボディケアも他院の整体もダメだったから、わざわざ遠方から来院されるのです。
私の整体院を選んで来られるからこそ整体業が成り立っているのです。
もし、整体で独立を検討されているなら○○整体、1種類のみを教えている団体や学校を選んで下さい。
アドバイス④個人経営の整体院で習う
当院でも整体師養成講座を開講していますが、他院でも整体を教えている場所はたくさんあります。
なぜ、個人の整体院で教わる事をおすすめするかについて説明します。
どこの整体院でも初めは、どこかの整体学校や、○○整体を学んで、自信(実力)をつけてから開業するわけです。
ある程度の自信を持っての開業なんですが、整体スクールで学んだ技術で思う様にクライアント様の痛みや症状が取れない場面が多くあります。
そこで悩むわけです。
「全然満足して帰ってくれない、今の技術ではだめだ」
そして、いろんな技術セミナーに参加して技術を磨き、効果の無い技術はそぎ試行錯誤を繰り返し、自分なりのスタイルを作っていきます。
スクールで習っただけの技術は、「施術者が技に使われている」のです。
試行錯誤を繰り返してマスターした技術は「施術者が技を使いこなしている」のです。
「技に使われる」「技を使いこなす」まったく意味が変わってきます。
そのレベルになってくると、クライアント様の反応も非常に高く、リーピーターとなってくれます。
大手の整体学校を卒業しても、センスがあって勉強熱心な方は、いろんなテクニックセミナーを渡り歩き、ほっておいても成功すると思います。
ですが、そんな遠回りしなくても、個人経営の整体院で試行錯誤を繰り返して体系化された技術を教えてもらえれば、お金・時間・労力が大幅に軽減されます。
私がもし、過去に戻れるなら個人の整体院で教えてもらえればこんな回り道しないで良かったのにと思います。
そのような苦い経験から、これから整体師を目指す方には出来るだけ回り道はしてほしくないという気持ちで当院も整体師養成講座を開講しています。
これから整体師で独立を目指す方々が、一番気になっているポイントが整体で独立、開業して生計が成り立つか?という事です。
ネットの質問サイトを拝見しますと、「整体は民間資格で、大半は無免許マッサージだから止めときなさい、開業しても8割が廃業する厳しい世界だから国家資格の学校に行きなさい」
という意見が多いです。
私もその意見には同意する部分もありますし、同意しない部分もあります。
同意する部分
確かに大通りや駅周辺の整体サロンでは、施術内容はマッサージですから雇われではなんとか生計が成り立つものの、一人で独立となれば話が変わってきます。
マッサージサロンでは、たとえ勤務時代にNO1指名を取って人気があったとしても、一人で開業となると、経営・ホームページ作成(作文)・営業・技術習得・接客などなど、全て自分で行っていかなければなりません。
今まで経営も考えた事が無く、営業も未経験な素人がいきなり開業する事になります。
家賃・光熱費・広告費・通信費・セミナー費用なども自分で支払う事になります。
質問サイトの答えと同じく、「8割が廃業」という結果になるでしょう。
同意しない部分
「国家資格を取りなさい」という意見ですが、ここで言う国家資格は、柔道整復師・指圧師・鍼灸師の事ですが、私も建前上では資格取得に賛成なんですが、本音は「安定したサラリーマン辞めてまでする仕事なんですか?」という意見です。
これらの仕事を否定しているという意味ではありません。
現在、治療業界・セラピスト業界は街中で溢れかえっており、これから新規参入して生計が成り立つ保障は何もないわけです。
整体の技術には、個人の治療センスが影響します。(音楽・美術のセンスなど)
クライアント様は、たとえ国家資格があったとしても腕の無い治療家をすぐに見抜きますし通院の見切りもとても速いです。
そういった意味で、「国家資格を取りましょう」という意見には100%同意しないのです。
もし国家資格を取るなら病院やクリニックに就職して安定してお給料を頂ける薬剤師・看護師・理学療法士・歯科技工士などを強くお勧めします。
整体で生計が成り立つ整体師とは
8割が廃業するという事は、言い方を変えれば、残り2割は生計が成り立っているという事です。(月収で言うと50万~100万円)
私なりの見解をお伝えします。
成功している整体師の特徴
①経営と向き合っている
整体師は技術屋が多いですが、技術だけで生計を成り立たせるのは至難の業です。
集客の仕組み作りや、ホームページ作成・いろんな事務仕事など、整体以外の作業も取り組む必要があります。
私も経営に関しては苦手な部分ですが、コツコツ取り組んでいます。
②結果の出せる技術・理論を持っている
〇〇整体が良いとかいう話ではなく、個人のセンスが問われてきます。
繁盛している整体師の先生は独自の理論・技術を持っている方が多いです。
私も開業当初は、結果が出せる技術が無くて苦労しましたが、独自の理論・技術を開発してからは、施術で結果を出せる様になり経営も安定してきました。
③自己投資している(努力家)
経営・技術セミナーに参加して、常に自己投資して新鮮なネタを仕入れている。
すぐに結果が出る分けではないですが、コツコツ努力している整体師は、成功する確率も高くなってきます。
京都市中京区壬生仙念町26-37
ウエストプラザ三越302
通院に便利! 阪急西院駅から東(八坂神社方向)へ徒歩2分です。
※地図をクリックすると拡大表示されます
当院までのアクセス
阪急西院駅改札口を出まして右側、西大路四条の交差点を西へ向くと、成基学園の大きなビルが見えます。
当院は、このビルの通り沿いにあります。
成基学園の前をこのままお通り下さい。
徒歩1分で、嵐電嵐山本線(路面電車)の線路がありますので、そのまま通りすぎて下さい。
線路横の目印の看板です。
四条通を歩いて行くと左手に郵便局が見えますので、そのまま通りすぎて下さい。(ここまで、徒歩2分ぐらいです)
郵便局を通り過ぎると、隣には自転車と原付バイクのコインパーキングがあります。
自転車35台。バイク6台が駐輪可能です。
郵便局の東10メートル横(四条通り沿い)のマンションです。
(ウエストプラザ三越マンション302)
自販機横の小さいオレンジ色の看板が目印です。
現在は、路上には設置しておりません。マンション内に設置しています。
赤い鉄扉を通ってエレベーターで3階まで起こし下さい。
お車でお越しの方へ
当院をそのまま通り過ぎますと、すぐ隣り(四条通り)にはお弁当屋があります。
裏手(北側)にはコインパーキングがあります。
こちらのコインパーキングをご利用下さい。
車のみ、18台駐車可能です。
満車の場合は、ジョーシン電気ビル横の佐井通りを南に入ると、コインパーキングが複数ございます。(地図を参照)
自転車・原付バイクでお越しの方へ
阪急西院駅から北へ徒歩1分にダイソーがあります。(地図を参照)
ダイソーの隣に駐輪場がございます。
自転車80台。原付バイク40台が駐輪可能です。
京都駅からお越しの方へ
京都駅から地下鉄国際会館行き
①京都駅→②五条駅→③烏丸四条駅下車
乗り換え
阪急線梅田行き
①四条烏丸駅→②大宮駅→③西院駅下車徒歩2分